2010年12月30日木曜日

ADPLL

オールデジタルPLL
LSIの微細加工技術が進むにつて採用が多くなる。
CMOSの微細化によってむしろ作成が困難で効果なアナログ回路を無くせるから。
VCOの代わりにDSO、PFCの代わりにTDCに使い時間軸方向への分解能に頼ることによってPLLをデジタル化する。

2010年12月29日水曜日

音楽の無圧縮比較

音楽プレーヤの高容量化で音源を圧縮しない方法が流行りそう。
音楽のロスレス規格を比較すると、圧縮率と使いやすさからAppleがよい。

ロスレス規格                    圧縮率    圧縮時間28.7MB
ATRAC Advanced Lossless        69.9%    4分04秒
WMA Lossless                    56.2%    2分26秒
Apple Lossless                   57.7%    1分21秒
WAV(PCM)                        100%      0分00秒

引用

http://av.watch.impress.co.jp/docs/20051205/dal215.htm
 

2010年12月27日月曜日

論理的に書く必要性

何かを論ずる時には論理的に書く必要がある。
というのも、他人に何かを伝える時には、読みやすさ、理解しやすさ、説得力が必要であり、それを備えているのが論理的な文章だからだ。
論理的に書かれていない文章が同意を得るのは、前提を同じくする者からだけで、意見の異なる人を説得できるのは、論理的な文章だけである。
故に、身内でない人を説得するには、その前提の違いも含めて 論理的に論じなければならない。

2010年12月26日日曜日

参議院改革

みんなの党から参議院改革の提案が発表された。
議員定数の削減を主な内容とする提案には賛成である。
現行では、242名もの参議院を抱えているが、その殆どが数を埋めるためのものである。
何人かの主導者が居ればあとは不用。100名まで減らすことで、費用が数百億削減できる。
日本の借金が800兆を超え、GDPの180%にも達している今、国・自治体も効率の良い運営を行うのが良い。
基本は旧来からあるポジション・人件費の削減である。税金を減らし・自由に投資できる環境を作るほうにシフトすべきだ。

以下、みんなの党の発表資料より引用
議員定数削減を具現化するための選挙制度の改定
目的は、
○多様な国民の声をより反映する仕組み作り
○有権者によりわかりやすい選挙制度の追求
○みんなの党の主張する道州制実現を視野に入れた改定
○一票の格差の是正

その方法として、
○参議院議員は任期6年・3年ごとの半数改選(現行通り)とし、定数を現行の242名から100名とする。
○参議院選挙においては、現行の選挙区で行われている多数代表制を廃止し、比例代表制に一本化する。
○比例代表制については現在実施されている非拘束名簿方式を継続し、全国区を廃止し、現在衆議院選挙において設定されている11ブロックで実施する。
○自署式投票方式からチェックシート投票方式に変更する等、投票様式の見直しを行う。
○2013年参議院通常選挙より適用し(半数改選)、2016年参議院通常選挙で参議院議員定数100名を実現する。

2010年12月24日金曜日

START

START(STrategic Arms Reduction Treaty)=戦略兵器削減条約。

冷戦期に増大していった米露両国の戦略核戦力を削減するため、アメリカ合衆国とロシア連邦との間で結ばれる条約。START I プロセスの結果、米露の戦略核弾頭数は冷戦期の約60%となった。

    1982年に両国間で戦略兵器削減交渉(STrategic Arms Reduction Talks, 略称は同じくSTART)が開始。

    1991年に第一次戦略兵器削減条約(START I)を調印。

    1993年に第二次戦略兵器削減条約(START II)を調印。

    2002第にモスクワ条約を調印。三次条約の代わり。

    2010年に第四次戦略兵器削減条約(START IV)を調印。

参照 外務省
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kaku/beiro/start.html

2010年12月20日月曜日

芸とは何か?

芸とは何か?
それは「らしさ」の創造である。
近松門左衛門は、こう語っていた。
「芸というものは実と虚との境の微妙なところにある。
事実と虚構の微妙な接点に芸術の真実がある」
リアルであるのではなく、それでいて全くの嘘でもない。
古くから日本では枯山水・借景・和歌など、見立ての文化が花開いてきた。
その空気を伝える技術が芸なのではないか。

2010年12月19日日曜日

XVD

動画配信の圧縮技術としてXVDはどのようなものか?→軽い動画の配信(再生・通信)に適している。
【概要】
XVD(eXtended-play Video Disc)とは米DigitalStream社(現XVD Corporation)が開発したテクノロジ。
動画コーデックのVGM Video (VT2k)と音声コーデックのVGM Audio (Muzip4)が含まれる。

【特徴】
・独自のビデオ圧縮、音声圧縮アルゴリズムによる従来形式の数分の一という高い圧縮率。S-VHS程度の画質(ビットレート=700kbps)の動画をCD一枚(650MB)に約2時間、片面一層DVD一枚(4.7GB)なら約14時間記録。
・高速な圧縮スピード。ソフトウェアエンコードでもDivXを超える圧縮スピードを誇る。
・画質面は、DivXなどによくみられるブロックノイズが少ない。その反面少しぼやける欠点。
・再生の負荷も低い。

名称         XVD      DivX     WMV9(MP4)  MPEG2
ビットレート 1.5Mbps  2.5Mbps  2Mbps      6Mbps(DVD)
ハードEnc    ○       ×       ×         ○
ソフトEnc    ○       ○       ○         ○
Enc時間      1.5min   2min     10min      1.5min

2010年12月18日土曜日

クッキーの作り方

粉150g、砂糖40g、バター80g 、牛乳20mg
その他道具:オーブン、冷蔵庫、ボウル(小3・大1)、調理ベラ、計量スプーン(大・小)、めん棒、ラップ材、、ナイフ、オーブンシート、網(冷やす用)、スプーン、はさみ

1.バターがクリーム状になるまでヘラで混ぜ、砂糖を加えてすり混ぜる。牛乳大さじ3/2を混ぜ、粉を混ぜる。
2.生地をラップに包み、めん棒で均一に伸ばす。30分冷やす。その後形を切る。
3.オーブンを170度に熱し、17分ぐらい焼く。
4.網の上で冷やす

2010年12月15日水曜日

公的年金の支給額を引き下げ

厚生労働相は、2011年度の公的年金の支給額を引き下げる方針を決めた。
引き下げは妥当だろうか?

引き下げは年金受給者の生活を圧迫するという意見もあるだろうが、一方で世代間の格差・物価水準・金利水準を考慮すると、その方向性は納得。

そもそも引き下げは06年度以来5年ぶりというのだから引き下げ自体が問題という訳ではない。しかしさらに踏み込んで0.3%の減額だけでなく労働者の平均年収の減少量を元に減額量を決めるべきだ。これまでの高い金利を考慮すると引き下げられないという意見もあるが、年金の位置づけはまた年金の位置づけは生活水準の確保が目的であるので、物価にあったお金の価値に変換するのは正しい。

例えば、「国税庁 平成21年 民間給与実態統計調査結果」によると2000年ごろの平均は460万円ほどだが、2010年では400万円程度になっている。15%もの減少。これにあわせて年金の額を変更しなければ世代間の格差はなくならないだろう。単年度で変動するのも心配なので5年ぐらいの移動平均を採用して平均の水準を合わせるべきだ。そうでないと単純に若い労働者から金を巻き上げて高齢者が使っているに過ぎない。

2010年12月14日火曜日

2011年の税制大綱

半分は賛成できる内容。
高所得者への増税になるという意味では賛成。税は広く再分配が行われるべきと考える。
一方、相続税はもっと増税にしても良い。実際に3600万円以上の資産を持っている人は少ない。死亡保険金の非課税枠の対象も同居人は除外すべき。たとえ家を資産として相続する場合も庶民的感覚では成年者が相続する場合の家の価値は殆ど。むしろ旧来の家で3000万もの価値がある家からは税金を取るなどして土地の利用サイクルを早めるべき。また高齢者が生前にもっと利用すべき。
贈与税も控除率を減らして広く定期的に分配すべき。

○相 続 税
増税する。
基礎控除を4割圧縮。
旧:5000万円+1000万円×相続人数
新:3000万円+ 600万円×相続人数
最高税率を55%に引上。
死亡保険金の非課税枠の対象を未成年者・障害者・同居人に限定。
旧:法定相続人1人あたり500万円。
新:法定相続人かつ未成年者・障害者・同居人に1人あたり500万円。

○贈 与 税
20歳以上の子や孫へ贈与する場合の税率構造を緩和。

2010年12月13日月曜日

通信サービスLTE

LETの前にはWIMAXサービスが最適ではないか。

Long Term Evolution(LTE)は新たな携帯電話の通信規格である。

技術として、下りはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access 直交周波数分割多元接続)、上りはSC-FDMA (Single Carrier Frequency Division Multiple Access シングルキャリア周波数分割多元接続)を採用。データレートが下り方向100Mbps以上、上り方向50Mbps以上となる。パケット通信のみをサポートし、音声の通信はVoIPでサポートされる。

2010年頃から世界中でのサービス開始が見込まれており、現在普及しているW-CDMAやCDMA2000といった第3世代携帯電話(3G)と将来登場する第4世代携帯電話(4G)との間の技術であるため、第3.9世代携帯電話(3.9G)とも呼ばれる。「Long Term Evolution」の名称通り、3Gを「長期的進化・発展」させることで、スムーズに4Gに移行出来るようにする、いわば橋渡し(中継ぎ)的な役割を期待されている。

ドコモでは、   2010年7月29日、ドコモのLTEサービス名をXi(クロッシィ)と発表。
KDDIでは、  2012年頃に商用サービスを開始予定。それまではWIMAXをサポート(関連子会社のUQコミュニケーションズ)
ソフトバンクでは、2013年頃に商用化する予定。2011年からはHSPA+を展開。

WIMAXの月額費用は4000円前後とその通信速度40Mbpsを加味すると上々。
一方のLTEとしては、どこものXIが速度が同等だが、5000円前後と高め。基地局の投資もまだ必要。
LTEの方が通信速度の面において将来性がありそうだが、まだ設備が間に合わない。
他のキャリアが参入してくる2013年ごろからが目安と考える。

2010年12月12日日曜日

領土問題・侵略戦争に対しての責任

日本の過去の侵略戦争に対して責任を持つべき。
尖閣諸島や竹島、北方領土などの領土問題を日本は抱えている。また、太平洋戦争の責任問題も突きつけられているが、今の戦争を知らない世代はどのような立ち居地で問題を解決していく必要があるのだろうか。

かつて東西ドイツ統一を果たしたドイツのヴァイツゼッカー大統領の演説を聴いて、納得する部分があった。
「若い人たちにかつて起こったことの責任はないが、その後の歴史の中でそうした出来事から生じてきたことに対しては責任がある。罪の有無、老幼いずれを問わず、我々全員が過去を引き受けねばならない。全員が過去からの帰結に関わりあっており、過去に対する責任を負わされているのである。過去に目を閉ざすものは結局のところ現在にも盲目となる」

かつて起こった事は責任はないが、その過去を全員でひきうけ無ければならない。それは現実に今起こっている事であり人間としての感情に影響を与えている。その解決なしには、世界が平和になる事はないのだ。

一方でヴァイツゼッカー氏は、父親が開戦時の外務次官として務めた為A級戦犯(侵略戦争の指導」)として有罪。ヴァイツゼッカー氏はその父親の罪状を「まったく馬鹿げた非難だった。真実をちょうど裏返しにした奇妙な話である」と全面的に否定し、戦犯裁判の不当性を非難していますし、ヴァイツゼッカー氏はドイツ軍の戦争犯罪を取り上げた移動巡回展である「国防軍の犯罪展」を強く非難している。自身の戦犯に対する思想はあるが、演説の内容は自分たちに引き寄せて考えるべきなのだ。

2010年11月2日火曜日

消費モノローグ

◆内部交渉の錯覚
 予定と行動を同一視する。
 「このケーキを食べて、ダイエットは明日からにしよう」
◆親和性のバイアス
 親和性バイアスにかからないためには、あら捜しをする事
◆競争的消費
 →誇示的消費
◆メディアダイエット
 欲望をかき立てるだけのメディアから距離を置く。
◆今買って、後で支払う。
 65歳定年制度は100年以上前の近代ドイツ・ビスマルク政権化プロセインなのだ。
◆ロマンを信じたい気持ち

2010年10月12日火曜日

フォールディング (folding)

タンパク質が特定の3次元構造に折りたたまれる現象。プロテインフォールディング。

タンパク質は構造的には単純なアミノ酸のポリマー(ポリペプチド)。

自己組織化によってαヘリックスやβシートのような特定の立体配座に自動的に折りたたまれ、全体としては必ず決まった構造をとる。

タンパク質はフォールディングされてはじめて酵素などとしての特有の機能を発揮する。

2010年10月9日土曜日

打たれ強くなるための読書術

読書方法に関する書籍。

現代の若者、社会人にとっても、本という行為が正しく行われていない。

その一因は明治近代から始まる教養主義にある。当時は西洋の文化を積極的に取り入れる状況にあったため、難しい内容(翻訳)の本でも我慢しながら読む、また人格形成のために本を読むという行為が中心になっていた。戦前では新しい文化を取り入れていく青年の間で教養主義が広まったため、青年読書がそのまま読書の形として受け継がれたともいえる。

しかし、現代ではそのような読書=受動的読書では知的に弱い状況に陥る危険性がある。知的に強くないとは、正解が一つしかない、他の見方が出来ない、他の人を浮け居られないといった傾向である。これでは受容力がなく、断片化された社会の中では手を取り合って生きにくい。

そのため知的に強くなる読書の方法が必要である。

その要旨は分析読書比較読書にある。分析読書は、1冊の本を「事実」「推論」「主張」に分けて本の内容を理解すること。そして比較読書によってその内容を比較し見方の多様性を広げる事である。この読書方法を続ける事で世界にあふれる情報も見分け方、意見の受容を図る事が出来る。

 

◆『本を読む本』M.J.アドラー

◆『アメリカ式読書法』ロン・フライ

2010年9月29日水曜日

豊かさの果て

効率化によって色んなものがあふれ、簡単に手に入るようになる。社会への貢献といった目標を達成するよりも能力のないと感じる人間は安価な快楽に走り安くなる。安価な快楽とは安い食べ物や安いポルノだ。アメリカ合衆国の貧困層に肥満が苦しんでいるのは高カロリーのジャンクフードを快楽を得る手段としている事に起因する。またインターネットを流れるポルノも安価な満足の対象となり、面倒くさい実際の男女を求める行為を行わなくなり少子化へ進む。アメリカが移民を受け入れ続けなければ国として成立たないのもその一つだ。金融のバブルのようにいづれ人のバブルがはじけるときが来るのだろう。

協力隊としてのミッション

人がすべき事について考えてみる。知り合いが青年海外協力隊として出発した。青年海外協力隊とは主に先進国から発展途上国へと人が実際に働きに出る仕組みである。お金だけではない人為的な支援の意味がある一方で、豊かな国で暮らしていては分からない事を学ぶ機会として利用する人も多い。実際日本のような守られた国で過ごしていては海外の出来事は分からないだろう。その意味で協力隊が果たす役割は多い。では向こうで仕事をしてきてその後どうするのだろうか?実際出かける期間は2年などの期限が定められているのでそのあとする事に困るのではないだろうか。最近では青年から老年までの人が協力隊として参加するというが、老年の方(定年後)はまだしも、それ以外のまだ仕事をしたい年齢の人はどうなるのだろうか。今日は疑問のまま。

2010年9月28日火曜日

仕事する理由

最近の書店の並び具合を見ていると、仕事の意味をとうといった話がブームかと思う。

意味を問いながら進めるという事はそれだけでも幸せかもしれない。私にとって仕事とは?と聞かれるとしかし非常に悩む。真っ先に頭に浮んでくるのは他の人の為の活動だという考え方。他の人の為になる事とは、人の役に立つ。仕える事。仕える対象は社会。仕事=活動という意味で捉えている。動くという事自体が他の人に影響を与えるという事になるからだ。しかし他の人に影響を与える事が良い事なのか?単純に影響と括ると良くなさそう。というより<良い>という事は何なのか?良いという意味は時代時代によって異なるものであろう。その時々の良いという状態を見つけなければ良い行いは出来ない。

2010年9月27日月曜日

笑いの種類

笑いには種類があるのだろうか?それは何の笑いか。いわゆる漫才やコントに表れるような単純な笑い。深い笑い。泣く笑い。納得する笑い。怖さからの笑い。これらのカテゴリー訳によって多様な笑いが生み出せる。誰か分類してそうだが、まず置いておいて考えてみる。
人間の感情は喜怒哀楽。笑いはこのカテゴリーの中に入るか?いや、それらの感情に付加していく行動ではないか。喜びの笑い、怒りの笑い、哀しみの笑い、楽しみの笑い。普段笑いと言うと最後の<楽しい>の部分が特に笑いとして強調される。これだけが世間的に笑いと(意識的には)認められている。他の笑いはというと、喜びの笑い、これもありそう。怒りの笑い、実際にはあるがなかなか普段の生活の中で笑いと言った時にはうかんでこない。哀しみの笑い、これは笑わなければ意識が非常になりそうなといった場面ではありそう。楽の笑い。これは普通か。怒哀の二つの笑いについてはドラマなどで描かれる場合も多いが、それ以外の笑いは日常の笑いのポジションといえるだろう。笑いはつまり動詞であって他の感情とくっつける事で初めて生きる。喜怒哀楽を基本の感情としそれを展開した先にある感情・複雑な感情に対しても笑いは適用できるのではなかろうか。どんなときに喜ぶか、どんな場所で起こるか、どんな人に悲しむか、どんな現状を楽しむか。それらの笑いをつめていくとベーシックな部分が現れてきて面白そうだ。

2010年9月26日日曜日

読書について

読書とは何かというと、そのまま読むという事。
読むということは刺激を受けて考える事になるのではと思います。自分の思考の訓練であり、知的な活動といえます。知的な活動に価値があるのかというと、知的な活動なくしては人間としての人生の生きている意味が薄れてしまう気がするのです。その意味を求めるために知的活動をしているのでしょうか。どちらが先なのだろうか。意味というものを人生に求めるという事が既に違っているかも。意味を持つとはなにか?良いことなの?なぜ人は生きるのか生きなければならないのだろうか。非常に難しい。恐らく解決不能。この世の中に生れ落ちて、その時間を生きている訳ですが、単に時間を過ごしているというのではなく、その動きこそが時間となり動きとなり活動となる。動きこそが時間。ウゴかな駆れば時間は過ぎないし、意味がない。うーん、なぜここでも意味という言葉を使ってしまうのか。意味という漢字を調べてみましょう。

意:音+心。「言を察して意を知るなり」音は言(祝詞)に対して、「神の音なひ」すなわち「おとづれ」その神意を憶度すること。意味を展開して、おしはかる。広く物事を推量して考える。考えてその意思を定める事。意味=おもむき。

本を読むという行為についてです。本を読むという事は意味がある事か。時間は過ぎそれは活動していることになるか。相対性理論をアナロジーにすると、時間はその動きの速さに影響をうけるといいます。ここが何かキーになっている気がしてならないのです。

「脳幹    = 爬虫類の脳 = 生きるための基本   」

「大脳辺縁系 = 馬の脳   = 喜怒哀楽・感情    」

「大脳新皮質 = 人の脳   = 五感・言葉・記憶・思考」

考えて、人間が生きるという事は、その動物の脳を隅っこにおしやって人間の脳を生きる事です。

2010年9月23日木曜日

コルチゾール

ストレスとは、生物学的には何らかの刺激によって生体に生じた歪みの状態を意味している。元々は材料力学上の言葉で例えばスプリングを引き伸ばしたり、ゴム球を押し縮めたりした時にその物質の内部に生じた応力の事を言う。

ハンス・セリエはこの非特異的生体反応を系統的な一連の反応として捕らえストレス学説(ストレス理論)を提唱した。この学説ではこのようなストレス状態は主として内分泌系、特に脳下垂体、副腎皮質系が主役を演ずるものとしある種の心臓血管系、腎臓、関節等の疾患の原因は、この反応に深い関係を有しているとした。

コルチゾール(cortisol) は副腎皮質ホルモンである糖質コルチコイドの一種であり、ヒドロコルチゾン(hydrocotisone)とも呼ばれる。炭水化物、脂肪、およびタンパク代謝を制御し、生体にとって必須のホルモンである。3種の糖質コルチコイドの中で最も生体内量が多く、糖質コルチコイド活性の約95%はこれによる。ストレスによっても発散される。分泌される量によっては、血圧や血糖レベルを高め、免疫機能の低下や不妊をもたらす。また、このホルモンは、過剰なストレスにより多量に分泌された場合、脳の海馬を萎縮させることが、近年心的外傷後ストレス障害(PTSD)患者の脳のMRIなどを例として観察されている。海馬は記憶形態に深く関わり、これらの患者の生化学的後遺症のひとつとされている。

心理的ストレスを長期間受け続けるとコルチゾールの分泌により、海馬の神経細胞が破壊され、海馬が萎縮する。心的外傷後ストレス障害(PTSD)・うつ病の患者にはその萎縮が確認される。

◆Lewis CarrollとHenry Holiday 『スナーク狩り

DTCP-IP

主に家庭内LANなどのIPネットワーク内で、著作権保護技術(DRM)により保護されたコンテンツを伝送するための技術規格。IEEE 1394などの通信規格において実装されていた著作権保護技術であるDTCP(Digital Transmission Content Protection)をIPネットワークに適用したものである。

DTCP-IPは、コンテンツを暗号化してIPネットワーク上に送信することで、パケットの盗聴によるコンテンツの不正なコピーを防ぐ。またコンテンツが家庭内LANからインターネットなどの外部のネットワークへ流出することを防ぐことでコンテンツの著作権を保護する。

現在、デジタルデータの著作権保護技術(DRM)として、ソニーのOpenMGやMicrosoft社のWindows Media DRMなど多数のものがあるが、これらは各社が独自に開発したものであり、各技術の間の互換性がない。このため、例えばある企業のDRM技術により著作権保護された音楽ファイルを、家庭内LAN内の別の企業の開発したデジタルオーディオ機器に転送して再生するということができない。

DTCP-IPでは、各企業の開発したDRM技術の差異を吸収し、家庭内LANでの著作権保護コンテンツの共有を可能にすることができる。これはコンテンツをダウンロードした時点で各社固有のDRMによる暗号化をDTCP-IPによる暗号化に変換し、家庭内LANにあるDTCP-IP対応のデジタル機器に配信することで実現される。

2010年9月22日水曜日

ドミニク・グロシュー

1980年代、金融界で実業家として成功を収めたのち、交通事故に遭遇して4ヶ月もの間昏睡状態に陥り、後に人生観を変える。数々の著作を発表し“ミスター・ハピネス”として知られる。著書に『幸せはいつも素顔』等。

2010年9月21日火曜日

木の下に肥点を加えて、木の根元を示す。

「木下を本と曰ふ」とあり、「木上を末と曰ふ」と相対。

本末(根元と末端)・本支(本家と分家)のように、場所や位置を指示する。

2010年9月19日日曜日

主体性

普段の生活において、いかほどの主体性を発揮しているだろうか。

いや、如何程にという所か。

世の中と関わり、人と出会い、会話を行う中で作られていくもの。自分の関心のある領域と影響できる範囲の領域とが大きくかけ離れているならば、それは望ましい事ではない。それは余りにも影響されすぎているという事になってしまう。

また自分の関心のある領域の外へ影響を与えようというのも傲慢だ。

主に体から生じる性質。自分の体から生じるもの。生きるとは生じる事なのかも知れない。

主体的の反対は反応的。

2010年9月11日土曜日

P/PCの関係

P=Performance
PC=Performance Capability
P/PCの相互関係を考える事は、結果を生み出す最も効果的な方法である。
黄金の卵を生み出す鶏の話を思い出して欲しい。「貧しい農夫は、ある日黄金の卵を自分の鳥小屋に見つける。それは自分の買っている鳥が産んだものだ。最初農夫は半信半疑のままそれを売りに出してみるが、それは本物の黄金であり高値で売れた。来る日も来る日も黄金の卵を持っていってはついに農夫は大金持ちになる。しかしある日農夫は一日1個しか生まない卵を一気に手に入れようと鶏の腹を割ってしまう。しかしそこには何もなく、黄金の卵を生み出す鶏をも農夫は失ってしまうのだった。」
この話にあるように結果(performance)を生み出すにはそのPC(Perfomance Capability)のケアも大切、相補的に気に掛けていなければならないという事である。その結果ばかりを重視して、従業員をおろそかにしてはならないし、教育だけに力を入れていても当事者を養っていく事も出来ない。
任天堂の岩田社長が述べていたが、会社は走りながら次の戦略も練っていかねばならない。それはつまり、エンジンを修理しながら飛んでいく飛行機のようなものだ、と言っていた。ここでは修理のみならずその開発・能力の向上もその視野に入れている。

2010年9月7日火曜日

学名:Citrus tachibana
日本では固有のカンキツ類で、実より花や常緑の葉が注目された。マツなどと同様、常緑が「永遠」を喩えるということで喜ばれた。
『記紀神話』には、垂仁天皇が田道間守を常世の国に遣わして「非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)・非時香木実(時じくの香の木の実)」と呼ばれる不老不死の力を持った(永遠の命をもたらす)霊薬を持ち帰らせたという話が記されている。『古事記』の本文では非時香菓を「是今橘也」(これ今の橘なり)とする由来から京都御所紫宸殿では「右近橘、左近桜」として橘が植えられている。ただし、実際に『古事記』に登場するものが橘そのものであるかについてはわかっていない。
文化勲章は元々桜であったが昭和天皇が「文化は永遠である」と言い、咲いて散る桜ではなく、常緑の橘を勲章にしたという。

【南橘北枳】なんきつほっき
人は住む環境によって、善悪どちらにも変わることのたとえ。
江南の橘(たちばな)を江北に移植すれば食べられない枳(からたち)に変わることから

『橘は実さへ花さへその葉さへ 枝に霜降れどいや常葉の木』
聖武天皇 巻六 1009

2010年9月6日月曜日

日本の自殺

日本の自殺率はOECDの中できわめて高い(韓国につぐ2位)
また40~55歳の年齢で高いのも特徴。
韓国では芸能関係者が多いのに対し、日本では一般の人にも自殺者が多い。
理由のトップは経済・生活・勤務問題。
韓国では体裁が重要な一方で日本ではセカンドチャンスの無さ、恥の文化に起因すると考えられている。
日本政府は「いのちを守る自殺対策緊急プラン」として、ハローワークにおける心の健康相談や中小企業経営者向け法律相談等を実施した。3年間で100億円。相談員一人当たり年100万円の報酬で雇う。大学院卒で臨時アルバイトの立場。
どこまで本気で相談に乗れるのだろうか。

日本の自殺要因(遺書から)
<a href="http://24.dtiblog.com/h/h2r/file/20100906062604.png" target="_blank"><img src="http://24.dtiblog.com/h/h2r/file/20100906062604s.png" alt="" border="0" /></a>

2010年9月4日土曜日

おいしい水を手軽に

おいしい水を簡単に

1.水を一晩寝かせる。カルキが抜ける。
2.沸騰させる。硬度が下がる。
3.レモン片を入れる。アルカリ成分が消える。

1が一番簡単か。

マネーストーリー

人生は振り返らなければ理解できないが、前を向かなければ進んでいけない」
キルケゴール

2010年8月30日月曜日

『死に至る病』

『死に至る病』「教化および覚醒のための、キリスト教的・心理学的講話」
1849年にAnti-Climacusという偽名で出版されたセーレン・キェルケゴールの哲学書
「この病は死に至らず」という新約聖書ヨハネによる福音書第11章4節の言葉を紹介する所から話が始まる。
人間的に言えば、死は全ての終わりであるが、キリスト教的に言えば死は終わりではなく、永遠の生命にしてみれば全体の極一部でしかない。すべての事象はキリスト教にとって死に至るものではないというのだ。故に病も死には至らず、死でさえ死に至らない。
しからば、「死に至る病」とは絶望の事であり、本書に於いてキェルケゴールは絶望には三種類あって、それらについて更に細かく分析している。絶望の反対は希望。

1)絶望の内にあって自己を持っているという事を意識していない場合(非本来的絶望)
2)絶望して自己自身であろうと欲しない場合
3)絶望して自己自身であろうと欲する場合

「人間は精神である。精神とは何であるのか。精神とは自己である。自己とは何であるか。自己とは自己自身に関わる一つの関係である。」

◆キェルケゴール
1813~1855。宗教思想家・哲学者。デンマークのコペンハーゲンに生まれる。大学では神学を学び、やがて文学や哲学に傾倒する。婚約破棄の体験が起因となり、実存・主体・自己を探求した多くの著作を遺す

2010年8月17日火曜日

DSD

Direct Stream Digital(DSD)方式
Super Audio CDのHD(Hi Density)レイヤーはCDの約7倍の4.7GBの容量(12cmシングルレイヤーの場合)を持っています。この容量を生かし、スーパーオーディオ CDフォーマットでは2チャンネルステレオエリアの他、最大6チャンネルのマルチチャンネルエリア、静止画、文字データなどの付加情報等を格納するエキストラデータエリアが規格化されています。
 DSD方式では、A/D変換された1ビットの信号をそのまま記録。再生も極端に言えばアナログローパスフィルターを通すだけのシンプルなシステムで行えます。このようなシステムを実現したことで100kHzをカバーする再生周波数範囲と可聴帯域内120dB以上のダイナミックレンジを確保。
http://www.super-audiocd.com/aboutsacd/

2010年8月12日木曜日

象形
獣の革をひらいた形。皮革をいう。「獣皮なり。その毛を治去して、之を革更するなり」獣皮を剥ぐを剥、ひらくを皮・披、去毛を革、なめしたものを韋皮という。」

2010年8月4日水曜日

歳費法改正案

歳費法改正案が可決される見込みとか。
国会議員歳費を日割り計算できる仕組み。ただし、自主返納に限るとか。自主?ってどういう事だろうか。強制というか働いてない分も受け取り可能なシステムにする理由はなんだろうか?ふつう強制的というかもともと受け取る権利がないのに受け取り可能なようにするのは意味不明。

2010年7月31日土曜日

記者会見

菅直人首相が30日、自らの希望で異例の記者会見を開いたよう。
日経の評などでは否定的な意見になっていたようだが、不透明な霞が関だけに国民の耳に届く記者会見というのは賛成。消費税を上げるまえに、一般の目には利権を得すぎている国会議員自身の身を削る事は至極当然。率いる立場の人たちが自分の利権を得たままというのは皆が納得いかないところだろう。このまま議員年金や公務員としての特権なども削減していくべきであろう。今の世の中は科挙の時代ではない。

2010年7月25日日曜日

MOU

了解覚書 MOU Memorandum of Understanding
法的拘束力を持たない契約書。

2010年7月23日金曜日

ラニーニャ現象

ラニーニャ現象は、エルニーニョ現象と逆に東太平洋の赤道付近で海水の温度が低下する現象。ラニーニャはスペイン語で「女の子」の意味である。「アンチエルニーニョ(Anti-El Ni醇oo)」と呼ばれていたこともあるが「反キリスト者」の意味にもとれるため、男の子の反対で「女の子(La Ni醇oa)」と呼ばれるようになった。

エルニーニョが終息した反動で発生するケースもある。エルニーニョと同じく世界の異常気象発生の原因となり近年では2005年秋~2006年春、2007年春~2008年春に発生している。ラニーニャが発生すると日本では猛暑、寒冬などの異常気象の原因となり日本海側の豪雪地帯においては厳冬と大雪により除雪機械を含む除雪用品や暖房器具、防寒具などの売り上げが伸びやすくなる。

エルニーニョとラニーニャは表と裏の関係はあるものの、いくつかの違いがある。それは、 1.力学的なメカニズムにより、ラニーニャによる海水温の低下はエルニーニョによる海水温の上昇ほど強くならない。 2.エルニーニョの次の年にはラニーニャが現れることが多いのに対し、ラニーニャは長期に渡って(2-3年)持続することが多い。

2010年7月19日月曜日

行動という名の必要性

目の前で少女が殺されそうになった時、あなたは止める事ができるだろうか?とめる意識が芽生えるだろうか?知識は詰め込むものではなく発揮してこその知識である。でなければ天才でもなければ秀才でもなく、凡人でもあやうい。

2010年7月4日日曜日

アロステリック効果

アロステリック効果(アロステリックこうか)とは、タンパク質の機能が他の化合物(制御物質、エフェクター)によって調節されることを言う。主に酵素反応に関して用いられる用語である。

タンパク質と化合物が一対多の複合体を形成する際に、前の段階の複合体形成によって次以降の複合体形成反応が促進・抑制されること、あるいはその複合体による反応が加速・減速されること。

アロステリー(allostery、その形容詞がアロステリックallosteric)という言葉は、ギリシア語で「別の」を意味するallosと「形」を意味するstereosから来ている。これは、一般にアロステリックタンパク質のエフェクターが基質と大きく異なる構造をしていることによる。このことから、制御中心が活性中心から離れた場所にあると考えられたのである。
from Wikipedia

2010年6月29日火曜日

第1感

「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい
マルコム・グラッドウェル
1.輪切りの力
2.無意識の扉の奥
3.見た目の罠
4.瞬時の判断力
5.プロの勘と大衆の反応
6.心を読む力

日本の「曖昧力」

呉善花
[目次]
1. 日本文化の基礎 日本人の「曖昧さ」の根にあるもの
来日外国人が辿る日本理解の共通プロセス
日本人の距離感を表す「察する」という文化
恵まれた風土と地理的な条件
「前農耕アジア的日本」の時代が特異性を生んだ
強大な専制権力を必要としなかった日本
日本人の集団性を生んだ地形
霞がかって溶け合う風景
2. 日本人はなぜ旅に出るのか
日本語の「旅=たび」の語源
どうして混雑の中、旅館に泊まるのか
「東海道五十三次」の旅
聖地巡礼としての旅
中国人は露天風呂が苦手?
3. 「美の大国日本」はいかにして生まれたか
欧米、アジアと異なる日本人の美意識の基準
時代とともに変化するいけばなの様式
日本文化の起源は縄文時代にあった!?
4. 日本人はなぜ微妙な歪みを愛するのか
縄文時代まで遡る日本文化の起源
やきものは魂で鑑賞する
神様になった朝鮮陶工
中国、朝鮮半島にはない法隆寺の伽藍配置
5. 日本の職人はなぜ自然の声に耳をすますのか
自然と人間を一体と考える
頭ではなく身体で刀を打つ
和菓子で最も大切なのは季節感
ハイテクに使われている意外な伝統技術
6. 世界で一番平等で安全な社会を築いた国はどこか
物事の自然はあり方を母型とする
なぜ列にきちんと並ぶのか
世界が見習うべき、日本文化の未来性
7. なぜ日本人は穏やかなのか
日本人の倫理道徳は乱れているように見えるが…
太陽の光で妊娠する神話が意味するもの
ヤポネシアとしての日本
8. 日本はいかにして「アジア文明の博物館」となったのか
岡倉天心とフェノロサ
「柔和な単純さ」と「浪漫的な純粋さ」
雪舟の水墨画は「山水を師とす」
日本のみに残る、アジア文化の標本
9. 日本語はなぜ「受け身」を多用するのか
「泥棒に入られた」は日本語独特の表現?
責任は私にあるという発想
「君を恋する」と「君に恋する」の違い
10. なぜ日本庭園にいると想像が膨らむのか
石組みのルーツはどこにある?
象徴的小宇宙を展開する
作庭者の見立ての妙を味わう
11. なぜ日本には武士が生れたのか
王権が弱かった日本と強かった中国・朝鮮
個人の信頼関係で結びつく封建的主従関係
商業と産業技術が大きく発展した戦国時代
日本人の「藩意識」
資本制社会を準備した封建社会
12. 天皇はいかにして日本社会に平等をもたらしたのか
武士も天皇を尊重していた
「工」と「商」は天皇の領域であった
「国民総受け身」のシステム
13. 世界的な課題としての「日本風」
「日本風に恋する」世界的なブーム
花鳥風月、草木虫魚の自然観
ソフトアニミズムの世界
日本的な自己のあり方
環境の変化に自動的に応じる日本型システム

2010年6月11日金曜日

北方領土

「どうして起こってもいいはずのことが起こらないのか」(ミシェル・フーコー)

「戦勝国による敗戦国領土の不法占拠」問題

北方領土に関して、

1855年:日露和親条約で両国の国境線が画定。
 千島列島については「択捉島と得撫島の間」を領国国境とし、樺太については国境を設けず、両国民混在の地とする。

1905年:ポーツマス条約。北方領土は日露戦争の「戦果」である。日露戦争で、日本は南樺太と千島列島全島を領有。

1945年:太平洋戦争終結

1951年:サンフランシスコ講和条約で樺太を放棄。

2010年:中国もロシアの領有権を非としているし、ヨーロッパ議会も2005年にロシアに対して北方領土の日本への返還を要求している。アメリカは沖縄基地を正統なものとしてその領有権を手放そうとしない。当然北方領土問題の解決には積極的である。

2010年6月8日火曜日

ソクラテスから3人

ソクラテス(469B.C.-399B.C.)
1)魂の配慮
「人は身体や金銭のことよりは、魂が出来るだけ優れたものになるように配慮するべきである」
2)無知の知
3)徳(=知)の追求(問答法と産婆術)

プラトン(427B.C.-347B.C.)
「徳は教えられるか」
人が間違った行為をするのは、何が善いことかについて無知だからだ。何が本当に善い事なのか、解っていれば、人はそれを目指して行動し、善き者、優れた者(=徳ある者)になるだろう。そうした知識の根拠を、「イデア(形相)」という言葉で、プラトンは表現した。

アリストテレス( 384/3-322/1B.C.)
「徳は中庸」「最高の理想は、真理を探究する、観想的生活」
プラトンは「イデア(idea)」、アリストテレスは「形相(eidos)」
「最高の善は幸福(eudaimonia)であり、良く生き良く行為することが幸福と同じ意味である、ということに関しては、ほとんどの人の意見が一致している。」
「真の行為は、それ自身のうちにその目的(テロス=終り)を含んでいる運動(=活動)」
「善く生きること」や「幸福に生きること」は、その過程が同時に目的であるような活動である。

共働き世帯

政府の家計調査より。
共働き世帯は増えている。ただし全体世帯ではなく、夫が働いている世帯(つまり勤労年代)ではふえているのだ。これは実感として感じられる周りの雰囲気と一致するだろう。その社会的背景は世帯収入の減少に尽きるのではないか。就業形態の変化により夫の年収が減った、だから妻も働かなくてはならない状況になっている。

子供が中学生以上の女性の9割が働く事を希望しているのに対し、実際に働いている人は4割にとどまっている。希望者の半数である。

一年齢辺りの子供の数を130M/100 = 1.3M人として家庭内での平均子供数を2.5とすると、500k家庭程度。中学生は12才からとすると、約半数弱の家庭250kが対象。少し厳しい目にみて200kの家庭つまり、200k人の女性が働きたいと思っており、100k人が働けてない事になる。100kというと大企業の従業員数に相当する。(ソニーは150k人程度、パナ、トヨタは300k人程度)。あくまでも家庭があるため単純に労働時間が半数になるとしても、数兆円分の経済効果に繋がるのではないだろうか。これは日本のGDPの数%に相当する。

家庭内から簡単に仕事ができる。もしくは通勤が楽。短時間でも成果が出せる仕組みが必要なのではないか。e-WORKもその一つであるし、打合せの為の会議システムがベースのシステムであろう。ではどのような技術で社会に貢献するべきなのだろうか。日本の特徴を取り出すならばそれは読み書きができる。高等教育が施されている。ベースの教育水準が高いというところだ。民族の単一性からしても、<高度な単純作業>が好まれるのではないか。昔でいうと内職が近いがもっと高度化できるはずだ。そうすると文章を書くか?特定の人にとって(数が少ない事が条件になる)有益になるので、ハード的なものの方が良い。何かを組み立てる。世界にとって必要で教育されている事が必要になっている事。諸外国(後進国)の教育なのではないか。もしくはソフト的プログラミングの世界。ソフト的プログラミング世界にしてしまえば、もっと皆が利益(利便さ)を享受でき、働く仕組みを作れるのではないかと考えられる。しかしながらC言語等のハードウェア言語では女性にとって特技を活かせているとは言い難い。

産業発展の歴史を振り返ろう。

2010年6月7日月曜日

演劇とコント

演劇とコントはその普遍性において異なるのか。一般には演劇が高級なものでコントは低級なものと考えられている。それも笑いが差分に注目するからではないか。つまり大元となる文学的作品がありその差分を作る事が笑いの原点なのではないかと思う。つまり笑いはあくまでも二次的な物としてしか存在しないのではないだろうか。

笑いには安心が必要なのだという仮設。その逆、不安の根源を考えてみる。現代の日本社会において、自他の一体性を保証していた自然なコミュニティが失われ、「主体性」や「自己責任」を求める市場メカニズムの動力が強いのが考えられる。普段の生活や仕事を想像してみてもそうではないだろうか。非常に機械的なのだ。コミュニタリアンは指摘する。こうした不自然な秩序が人々のストレスを強め、紛争を増やすのだ。しかしアメリカにはもともと戻るべき自然な共同体などなく、日本でもふるさとが失われる傾向にある。これは市場を優先する社会(というよりは現代社会)においては後戻りできないシステムである。つまり解決不能に走りやすい。ではどのようにすればこの不安を取り除く事が出来るのだろうか。

その一つとして笑いを取り上げてみたいが、笑いの前提として安心があるのならば、卵が先理論によってそれは否定される。


[その他] 共感した記事
 http://blog.tatsuru.com/2010/06/05_1049.php
論争はエネルギーの無駄遣いである。意味はない。血縁地縁ベースの相互扶助共同体の構築。相手の需要と継続的な変化をもって相手とは話すべきである。相手の知性は無限である。

2010年6月3日木曜日

首相

首相とは大変なものだ。
鳩山首相が止めずを得なかった本当の理由はなんだろうか。やっぱり日本の社会では変化が嫌われるのではないかという事ではないかと思う。ただ単純に国民のせいであるとは言いがたい。普天間問題にしろ外部の抵抗、例えば米国の抵抗があったからではないか。何故基地を移設できないのか。これほどまでに国民とくに沖縄県民の人たちが基地を残すことに反対しているのにそれを実行できないのか。大義名分は明らかであるのに。きっとそれ以上に国家間の力関係が日本に重くのしかかっているのだろう。それを取り除く事が出来るのは?思い切りがあって過去のしがらみが無い人。。。

2010年5月24日月曜日

ブレイン・フーズ

=脳を活性化させる食べ物
○レシチン(アセチルコリン)系
大豆食品、卵黄、小麦全粒粉
○チロシン系
大豆食品、鶏肉や魚介類、乳製品

2010年5月23日日曜日

request

requestはre+questか?

request:要請
quest:査問、陪審、探す、捜し求める

意味は近い関係にある。相手がいて何かを引きだす、捜しだすこと。これにreが入ると強くなってrequestになる。幾度も聞くことになるからか。

普天間問題

普天間問題
今回も沖縄の犠牲を持ってアメリカにいい顔をしようとしている。

そもそも普天間基地の音大は、日米両政府が1995年の米兵少女暴行事件以来ずっと交渉を続けてきた問題である。少女暴行事件の後、日本の橋本首相(当時)がクリントン大統領(当時)に「普天間基地をなんとかしてほしい」ということで始まった。この時、橋本首相は普天間飛行場の移設ではなく、無条件の基地閉鎖を求めるべきだった。米国には普天間飛行場は必要ない。在日米軍はすでに嘉手納、岩国、横須賀など広大な基地を多く持ち、これで十分である。無条件で閉鎖すべきだ。

訓練はどこでもできる。嘉手納には余った広大な敷地があるし、米国内の施設で行うことも可能だ。どこに地元住民の強い反対を押 し切ってまでして代替施設をつくる必要があるのだろうか。米国は傲慢である。

すべては米国の膨大な防衛予算を正当化し、軍需産業に利益をもたらすためなのだ。

米軍基地は世界中に存在するが、こういう状況を容認しているのは日本だけである。

日本にはすでに十分すぎる米軍基地があり、他国から攻撃を受ける恐れはない。もし中国が日本を攻撃すれば、それは中国にこれ以上ない結果をもたらすだけだ。あれは国防総省や軍関係者などが年間1兆ドル以上の安全保障関連予算を正当化するために作り出したプロパガンダである。過去60年間をみても、中国の脅威などは現実に存在しなかった。また北朝鮮の戦闘的で挑発的な行動は国際政治の手段にすぎない。

なぜ、日本国民が結束し、米政府に対して「基地は要らない」という要求をしないのか。また、メディアはその為の合意形成を支援しないのか。少なくともその選択肢をもたらすべきである。

同様に米軍基地がある韓国では基地縮小のための国民的運動が行われ、国民は米軍人や家族に対して、基地周辺でのレストランや商店への入店拒否などの激しい排斥運動を通じて国民の意思を示した。

日本の政府や国民は少女暴行事件を容認するのか。最も簡単な方法だと安易に走っているだけか。

睡眠不足と炭水化物

睡眠不足とスナック菓子や炭水化物の消費の関係について。

アメリカの「全国健康栄養調査」によると、睡眠時間が7時間以内の人は、太りすぎや肥満のリスクが大きく、睡眠時間が短いほど、そのリスクが高まる。
また、米栄養学専門誌「The American Journal of Clinical Nutrition」に掲載された研究や米シカゴ大学による研究では、8時間睡眠の人と4時間睡眠の人にグループ分けし、それぞれ48時間の食事の摂取を測定してみると、4時間睡眠のグループのほうが、500カロリーも多く摂取していたとのこと。スナック菓子や炭水化物からカロリーを多く摂取する。
米紙ニューヨークタイムズより。

つまり、睡眠不足がより多くのカロリー摂取を促す!事に結論づけられる。

原因としては、睡眠不足が食欲を刺激する「グレリン」というホルモンを分泌する一方、満腹信号である「レプチン」を減少させるためだという説が有力。

睡眠不足が食欲を増進させ、これが肥満につながるということのようです。

これから職場や家庭や街中が明るくなっていると睡眠不足になりそれを解消するために夜食が増え、コンビニが多くなり、肥満が増え、肥満対策の医療費がかさむ。

2010年5月17日月曜日

ハインリヒ・ハイネ

「結婚‐いかなる羅針盤もかつて航路を発見したことがない荒海」

ハインリヒ・ハイネ(1797年12月13日 -1856年2 月17日)
詩人。ユダヤ人の家庭に生まれる。当初は商人、ついで法律家を目指したが、ボン大学でA・W・シュレーゲルの、ベルリン大学でヘーゲルの教えを受け作家として出発。『歌の本』などの抒情詩を初め、多くの旅行体験をもとにした紀行や文学評論、政治批評を執筆した。1831年からはパリに移住して多数の芸術家と交流を持ち、若き日のマルクスとも親交があった。文学史的にはロマン派の流れに属するが、政治的動乱の時代を経験したことから批評精神に裏打ちされた風刺詩や時事詩も多く発表している。

2010年5月16日日曜日

和ろうそく

和ろうそくと洋ろうそくをじっと見ていると違いがある事が分かる。
洋ろうそくの見慣れた火の形と違って和ろうそくでは火がとてつもなく大きいのだ!しかもゆらぎがとても綺麗。

というのも和ろうそくと洋ろうそくでは根本的に作り方が異なるらしい。勿論材料も洋ろうそくが動物性の脂を使っているのに対して和ろうそくは植物性の脂を使う。これだけでも煤の出る量が圧倒的に和ろうそくの方が少ない。また加えて和ろうそくでは中心付近に空気の通り道が設けられているので天井の方に向かって高々と伸びる炎になるのだ。

外国からのお客さんは和ろうそくをみて「Beautirul!, Wonder」とか叫ぶぐらい。

一つ和の見直し。

2010年5月5日水曜日

三上参次

国史学の創設

三上 参次(1865年10月29日) - (1939年6月7日)
日本史学者。播磨国姫路藩士の子として生まれる(現在の姫路市船津町)。旧姓は幸田。5歳のころ旧姫路藩士三上勝明の養子となる。帝国大学和文科卒。同大史料編纂掛に入り、史料編纂官として「大日本史料」等の編纂を経て、東京帝国大学教授。大正期に『明治天皇紀』などを編纂し、昭和7年(1932年)に貴族院議員。また史学会創設に参加し、昭和11年(1936年)に理事長。

史料を重視する実証史学の方法論を導入して近代日本史学の基礎を築いた功労者。退官後は「明治天皇御紀」(のちに『公刊明治天皇紀』として刊行)の編修に専念。史学科から国史学科が分離するのに尽力した。

著書に『白河楽翁公と徳川時代』『江戸時代史』など。

2010年4月18日日曜日

料理に関する意識調査 by au

「au one レシピ」、ケータイを活用した 「料理に関する意識調査」 2010年4月 16日

~女性の9割以上は「作る料理がパターン化」、「買った食材を余らせている」と回答。
料理に役立つケータイ機能は、「防水機能」、「画面メモ機能」、「タイマー機能」~
■ 調査概要
・調査方法: mediba のASPを利用したオープンモバイルリサーチ
・調査対象: au携帯契約者 (「au one レシピ」の利用者は除く)
・調査地域: 全国
・調査期間: 3月18日(木)~3月25日(木)
・有効回答数: 4,839サンプル
男性(10代以下:176ss、20代:453ss、30 代:717ss、40代:639ss、50代以上:174ss)
女性(10代以下:228ss、20代:736ss、30 代:1,010ss、40代:592ss、50代以上:114ss)
■ 調査内容
・料理の頻度について
・料理に関する各種経験の有無について
【01】作りたいメニューは決まっているけど、材料や作り方が分からないというような経験
【02】買った食材を使い切れず、余った食材が傷んでしまった経験
・料理をする際、便利だと思うケータイの機能について

3. 料理をする際、便利だと思うケータイの機能
男性でトップになったのは「防水機能」で67.7%、続いて「画面メモ機能」で 61.5%、「タイマー機能」52.8%という結果となりました。
一方女性では、1位「画面メモ機能」71.6%、2位「防水機能」68.8%、 3位「タイマー機能」46.2%という結果となりました。

2010年4月9日金曜日

進化論の成否

△エルンスト・ハインリッヒ・フィリップ・アウグスト・ヘッケル(1834年2 月16日 - 1919年8 月8日)
ドイツ生物学。チャールズ・ダーウィンの説を広めるのに貢献した。しかし一方でヘッケルは適者生存を支持せず、ラマルキズムの用不用説を信じていた。

○『反復説』『生物発生の法則』
発生と系統は関連を持つという説は『反復説』と呼ばれ、簡単に言えば個体発生は系統発生と同様の過程を辿るというものである。彼はこれを基礎に動物の系統を論じ、それをガスツレア説としてまとめた。この説は修正を受けながらも、長くこの分野の定説の位置を保った。しかし、自説を証明しようとしたヘッケルの努力は時に不正確で、間違った結果に終わった。『生物発生の法則』では人種の発生も個体の発生と平行すると唱えた。
※用不用説(ようふようせつ)は、ラマルクによって提唱された進化論で、進化の推進力を説明しようとするものである。よく用いる器官は発達し、そうでない器官は萎縮退化することで進化が起こったとする。

△ハーバート・スペンサー(1820年4 月27日 - 1903年12 月8日)
イギリス哲学者。社会学者。非英国国教会の家庭に生まれる。「適者生存」の命名者。
1852年『発達仮説』。1855年『心理学原理』。
○社会進化論
これらの著作はかれの進化 (evolution) という着想に貫かれている。社会進化論という概念はこれらの著作から発している。彼の著作『第一原理』は現実世界の全ての領野に通底する進化論的原理の詳しい説明である。ポピュラーな用語「進化」と共に「適者生存」という言葉はダーウィンではなく、スペンサーの造語である。
○社会学
スペンサーは社会学の創始者の一人としても有名である。スペンサーの社会学では、有機体のメタファーを用いて社会を「システム」として把握し、これを、維持、分配、規制の各システムに分かち、社会システムの「構造と機能」を分析上の中心概念とする。そのため、社会有機体説と呼ばれる。この点で、現代社会学における構造機能主義の先駆とされる。

2010年4月8日木曜日

チャールズ・ダーウィン

チャールズ・ロバート・ダーウィン(1809年2 月12日 - 1882年4 月19日)
英国の自然科学者。自然淘汰、自然選択説。適者生存説。
全ての生物種が共通の祖先から長い時間をかけて、彼が自然選択と呼んだプロセスを通して進化したことを明らかにした。進化の事実は存命中に科学界と一般大衆に受け入れられた一方で、自然選択の理論が進化の主要な原動力と見なされるようになったのは 1930年代であり、自然選択説は現在でも進化生物学の基盤の一つである。また彼の科学的な発見は修正を施されながら生物多様性に一貫した理論的説明を与え、現代生物学の基盤をなしている。
彼の思想は神の見えざる手ににている。ダーウィンは手元の保存にせっせと精を出せば子の数がふえ、種は保存もしくは淘汰されていくと考えた。

関連
今西錦司『ダーウィン論 土着思想からのレジスタンス』
ロバート・アンジェ『ダーウィン文化論』『電子的ミーム』『ミーム・ジャーナル』
アンドリュー・ブラウン『ダーウィン・ウォーズ』
キム・ステルレニー『ドーキンス vs. グールド』
ダニエル・デネット『ダーウィンの危険な思想』
マット・リドレー『徳の起源』
ジャン=バティスト・ラマルク『動物哲学』
神が事物の秩序を創造したであろうことがはっきり認められていた。
スティーヴン・ジェイ・グールド『ダーウィン以来』『パンダの親指』『フラミンゴの微笑』『ニワトリの歯』『ワンダフル・ライフ』『個体発生と系統発生』

ダーウィン前後
ダーウィン以前の生物学者にアプローチするには、やはり進化と退行とを同時に語れた生物学者としてラマルクをフィーチャーしたいという気持ちは変わらない。
ダーウィン以降のダーウィン主義者たちは、ラマルクの『動物哲学』の主旨を「キリンの首はなぜ長くなったか」といういわゆる「用不用説」に圧縮して、その後はラマルクの先駆性に口を閉ざすことになっていく。

2010年4月7日水曜日

病院の歴史

語源
元々「Hospital」という言葉は「傷病者や病人の収容施設」という意味合いの言葉でhotelと語源を同じくする。日本では明治以降、この「Hospital」という言葉に対する訳語として「病院」という言葉が当てられたというのが一般的である。一方、外国における「Hospital」は、老人ホーム、養老院、孤児院の意味でも使用される。

歴史
キリスト教の修道女・修道士が神に仕えるために病人を集めて日常生活上の世話をしたのが始まりとされ、看護活動の原点でもある。
近代までは病院とは殆ど治療の場というより、感染症患者や精神病患者を隔離する、或いは貧しい患者に食事とベッドを提供すると言う役割の方が大きかった。そのため貧困層向けの病棟は常に定員オーバーであり、一つのベッドを数人が共有すると言う、現在では考えられないことも行われていた。
これに対し裕福な層は自宅で療養し、医師の往診を受け、メイドによる介護を受けていた。これと同等に近い環境を目指し、治癒を目的とした病院を提唱したのがフローレンス・ナイチンゲールである。彼女の提唱したナイチンゲール病棟は、二十数人程度の患者を一つの看護単位とし、限られた看護師しかいない状況でも出来るだけ手厚い看護と治療を受けられるようにしたものである。
20世紀に入ると、病院もモダニズム建築の影響を受ける。20世紀前半には、学校や拘置所・刑務所と言った施設と同じような設計思想で作られていた。すなわち採光を良くする為に細長いフロアで中廊下型が多く、病室と並ぶ形でナースステーションが存在した。
20世紀も後半に入ると、アメリカ合衆国を中心に、病院に特化した設計思想が生まれてくる。ナースステーションから各病室への距離を縮めるためにフロアの中心に置き、さらにフロアの形状も円形や三角形、多角形などとして動線が工夫された。全室を個室や2人部屋以下とするのも、一つには動線の短縮のためである。

日本
日本で最初の病院と言われているのは、1557年に医師でもあったポルトガルの宣教師ルイス・デ・アルメイダによって大分県に開設されたものであると言わ れ、外科、内科、ハンセン病科を備えていた。これが西洋医学が初めて導入された場所とも言われている。
日本でモダニズム建築の設計思想が取り入れられ始めたのは1990年代からであるが、現在では大学病院などの改築の際には殆どこの設計思想が取り入れられている。
日本では医療法上、一定規模以上の医療機関を病院といい、小規模のものは診療所として病院との呼称を使えないことになっている。ただし、医療を施す場所との意味合いから、病院・診療所を問わず医院と称することもある。
近年、日本では医療の普及の影響もあり、病院で一生の最期を終える人が増えてきている。また、人間が生まれる(出産)場も殆どの場合病院・産院である。

診療報酬の改訂による諸問題
    2006年に行われた診療報酬改定により、従来の看護配置基準以外に、7:1看護配置基準の枠が設けられた。その上で7:1看護配置基準を満たせない病院においては、診療報酬が大幅に引き下げられた。そのため、目標とする看護師数を確保できず、病床数を減らし診療報酬基準を満たそうとする病院や、経営状態が悪化し倒産に追い込まれる病院が増えている。その一方で、大阪府内の病院に於いて、所得隠しを行って経費を過大計上した上に、捻出した金で医師や看護師を他病院から引き抜いていた事例が発覚しており、病院経営を巡るモラルやコンプライアンス意識が問題視されている。

 中国
受診には一般、緊急患者を問わず前金を支払う必要があり、支払わない場合受診ができない。また、医者への賄賂も横行している。料金の支払いには、城鎮基本医療保険加入者であれば医療保険カードが使用できる。

日本には財団法人日本医療機能評価機構によるものがあって病院を評価しているらしい。
認定病院数2574/全病院数8766

2010年4月6日火曜日

チーズ

チーズとは、牛・水牛・羊・山羊・ヤクなどからとれる乳を原料とし、凝固や発酵などの加工をしてつくられる食品(乳製品)の一種。日本語での漢字表記は乾酪。

乳にレンネット(凝乳酵素)または酸(食酢、レモン汁など)を加え、静置するとふわふわの白い塊と上澄みの水分(乳清、ホエー)に分離する。この白い塊はカード(凝乳)と呼ばれ、これを絞るなどしてさらに水分を除いたものがフレッシュチーズと呼ばれるチーズの原型である。多くの場合はこれに熟成・加工の過程を加えてさまざまな味わいのチーズを作り出す。加工の過程では乳酸菌やカビなどを用いて発酵させたり、加温・加圧などの工程を加えて保存性を高めるなどの工夫が凝らされている。

家畜の乳は古くから栄養価の高い食品として世界中のさまざまな民族に利用されてきたが、そのままでは保存性に欠ける上、液体のため運搬にも不便である。これらの欠点を補うために水分を抜いて保存性と運搬性を高めたのがチーズの始まりで、セレンディピティは「アラブの商人が羊の胃袋を干して作った皮の水筒に山羊のミルクを入れて砂漠を旅していた途中に、砂漠の疲れとのどの渇きを癒そうと水筒をあけたところ、中からミルクではなく澄んだ水(乳清)と柔らかい白い塊(カード)がでてきた」というのが最初のチーズの発見であるという説が有力。紀元前4000年ころ。日本には、かつて蘇 「そ」と呼ばれるチーズと同様の食品が存在した(大阪近辺)。

ホメロスの『オデッセイア』にはフェタチーズへの言及があり、古代インドの讃歌集『リグ・ヴェーダ』にはチーズを勧める歌が、ほかにプリニウスの『博物誌』やアリストテレスの著作にもチーズについての記述がある。 日本では飛鳥時代頃から乳牛の伝来と飼育が始まり、酪(らく)、酥(そ)、醍醐(だいご)と言った乳製品が作られるが、この「醍醐」がチーズのことを指すと言われ、「醍醐味」という言葉の起源にもなっている。また、推古天皇の時代には、地方ごとに作られたこの醍醐の品評会が行われたという話も残っている。

イタリア料理(パルミジャーノ・レッジャーノチーズやモッツァレラチーズ)やテクス・メクス料理(チェダーチーズ、モンテレージャックチーズ)など、チーズが欠かせない料理もある。

インドでは、ベジタリアンの割合が多く、一般的にインドのヴェジタリアンは動物の殺生の回避を目的としているため鶏卵も食べない。そのため多くの人が乳製品からタンパク質を補給し、フレッシュチーズのパニールを使った料理が豊富である。インド料理の菜食のメニューの半数程はパニールかダヒ(ヨーグルト)を使っている。

中国にも、チベットのヤクのチーズや、料理に用いられるルーシャンや大良牛乳などの特殊なチーズがある。

人類と乳製品の歴史は古い。たんぱく質源が人の身体の必須要素として成立っている以上、必然である。しかしチーズが偶然生まれたからこそ乳製品やたんぱく質が人の身体に必要なものとしてと必然的に存在しているのだろう。人間の身体は固定されていない、もしたんぱく質を取らない生活をずっと続けていけばそれはそんな身体になっていくだけの事なのだ。
しかしそうなりたいだろうか?この身体と分離できない状態をデジタル社会でも感じる事が大切なのではないだろうか。
(参照:Wikiなど)

2010年4月5日月曜日

セーフティーネット

若者の福祉に対する不安が強い。
34歳以下の消費性向は男67.6%女77.1% (富国生命)

税金や年金が団塊以上の世代に食い逃げされ、自分たちには重税と不安定雇用が残るのではないかと彼らは考えている。その結果長期的な不安を少しでも解消するため消費行動を抑制し貯蓄行動に移るのだ。

例えば以下のような行動が当てはまらないだろうか。
1.車に興味が無く、実用以上のものを求めない。
2.海外旅行に興味が無く、部屋でひとりの時間を楽しむ。
3.お酒は飲むが人に合わせた飲み方はしない。
4.老後の為に貯金をする。(つまり、明確な目的無しに、貯金している)
5.エコ、環境に関係する製品に弱く、エコであると感じると買ってしまう。

現在の社会保障制度を見ると、不合理な幾つかある。例えば最もセーフティーネットを必要とする零細企業が失業保険を払っていないため、職を失うと「すべり台」のようにホームレスになってしまうのだ。どれだけかというと、日本では30人以下の従業員の法人は90%にも昇る。

何が必要か?社会の価値は労働によって全て生まれている。硬直化した労働市場ではその労働資本が適切に配置されない。いわゆる神の手が働かない。かといって政府による適切な施策が行われているかというとそうでもない。
つまり人々が自分の所得を稼ぐ場を広げる積極的労働市場政策が必要だ。その意味では解雇規制を緩和する代わりに、大部分の大学を全国民を対象とする職業訓練校に改組する必要があろう。サラリーマンを会社から解放して、かれらが新しい職場で働くチャンスを広げることだと思う。

2010年3月31日水曜日

歯石

○歯石(calculus)
口腔内の付着物などが石灰化してできる、容易に除去できない歯の沈着物である。
成分は無機質が約90%、有機質が約10%で、リン酸カルシウムを主成分としている。
歯石には新たなプラークが付着しやすくなるため、歯石の除去は歯周治療において重要である。

○プラーク=歯垢
いわゆる歯屎(歯糞、はくそ)。
歯牙表面に付着した黄白色を帯びた粘着性の物体のことを指す。厳密には歯牙との接触面は獲得被膜ペリクルと呼ばれる皮膜で、その上に形成されたものが歯垢。デンタルプラーク、また単にプラークと呼ばれている。
歯垢はその組成の8割が水分、残り2割が有機質である。その有機質の大半は細菌(口腔常在菌)とその代謝物であり、口腔内の清掃状態によって細菌が変化し、歯周病や齲蝕など様々な疾患の原因となる他、口臭等を誘発する。
歯垢が石灰化して歯牙表面に張り付いたものを歯石と呼ぶ。歯垢の間は歯ブラシやデンタルフロスなどによる口腔清掃によって除去できるが、歯石となると歯科医院等でなければ取ることは出来ない。

◎プラークコントロール(歯垢を着きにくくする)するには?
△規則正しい食生活
不規則な食事回数や間食などは、歯の表面が虫歯菌によって溶けやすく、プラークが付着しやすい状態を作る為、規則正しい食生活はプラークコントロールの1つです。

△繊維質の食品を良く咬んで食べる
歯の表面のプラークが繊維質を良くかむことで落とされて減少するため、これもプラークコントロールの1つです。

△定期的な歯石取り
自分で行うだけがプラークコントロールではありません。病院などで歯石などを取ると表面がツルツルな状態になり、プラークが付きにくくなります。これらもプラークコントロールの一つです。

△虫歯の治療
虫歯があるとその部分が段差となり、プラークが付きやすくなります。このため虫歯を治療して表面の段差が無くなれば、プラークコントロールに役立ちます。

2010年3月30日火曜日

物語論

フェルディナン・ド・ソシュールによって定義された言語学用語では、シニフィエ(意味)、シニフィエ(言葉)に分けられる。またその対をシーニュと呼び、その関係性をシニフィカシオン
と呼ぶ。

物語を語る=物語行為(<strong>narration</strong>)
物語(narrative)
  |ー語り手(narrator)
  |ー聞き手(narratee)

2010年3月29日月曜日

弁当

■弁当(辨當)

【語源】
「弁当」は、「好都合」「便利なこと」を意味する中国南宋時代の俗語「<font size="2"><strong>便當</strong></font>」が語源ともされており、「便當」が日本に入り「便道」、「辨道」などの漢字も当てられた。「弁えて(そなえて)用に当てる」ことから「辨當」の字が当てられ、「辨當箱」の意味として使われた。

【歴史】
古代
稲の栽培がはじまった弥生時代には、とれた米を蒸かして乾燥させたもの「糒(ほしいい)」を持ち歩き、水やお湯でもどして食べていた。猟や農作業などの作業途中に食事をとるために家から持って行ったと考えられる。
<strong>
糒(ほしいい)</strong>を衣(きぬ)の中に包みて坂田に到る
(日本書紀)
「糒(ほしいい)」を布で包んで持ちながら歩き、坂田に着いた。「糒(ほしいい)」とは「干し飯 (ほしいい)」は「乾飯(かれいい)」とも言う(伊勢物語「東(あずま)下り」)。

家にあれば 笥(け)に盛る<strong>飯(いい)</strong>を草枕 旅にしあれば 椎(しい)の葉に盛る
(万葉集 有間皇子(ありまのみこ))

というのがあります。家では竹でこしらえた曲げ物の器(うつわ)「笥」にこんもりとごはんを 盛るのに、今は旅の途中なので椎の葉っぱの上に盛る、という歌の意味ですが、実は無実の罪に問われて死刑場にとらわれの身となって護送されている途中に 詠んだ歌です。「糒(ほしいい)」「乾飯(かれいい)」は、昔から日本人の 携帯食だった。

平安時代
「干し飯(ほしいい)」または「糒(ほしいい)」と呼ばれる調理済みの乾燥米も利用されていたが、携帯用の食料として「<strong>頓食</strong>(とんじき)」と呼ばれたおにぎりが登場する。甑(こしき)という蒸し器で蒸したごはんは固いので「<strong>強飯</strong>(「こわいい」と言い、現在の「おこわ」のこと)」とも言いますが、釜で炊いたごはんはやわらか く、これを「<strong>姫飯</strong>(ひめいい)」と呼んだそうです。現在、私たちが食べているごはんはこの「姫飯」なのです。そして、この「強飯」や「姫飯」を卵形におに ぎりにしたものを平安貴族は「<strong>屯食</strong>(とんじき)」と呼びました。また「屯食」は宮中の女房(女性の仕官)など、女の人の言葉で「<strong>おにぎり</strong>」とも呼ばれていました。「おむすび」という呼び名もありますが、これは手や指を合わせて形を作ることを「むすぶ」と言うところからきたものだと考えられているようです。「源氏物語」には、主人公の光源氏が元服する時に、家来たちに「鳥の子」という卵形をしたおにぎりをふるまったという場面もある。

「屯食(とんじき)、禄の唐櫃(からびつ)どもなど、所狭(せま)きまで」
(源氏物語)
 (祝いの品としておにぎりや唐櫃(衣類などを入れる玉手箱みたいな箱)などが所狭しと並べられた)

むかし、男ありけり。<font size="1">(中略)</font>三河の国、八つ橋というところにいたりぬ。<font size="1">(中 略)</font>その沢のほとりの木かげに下<font size="1">(お)</font>り居て、<strong>かれいひ</strong>食ひけり。<font size="1">(中略)</font>
唐衣<font size="1">(からころも)</font>きつつなれにしつましあれば
はるばるきぬる旅をしぞ思ふ
とよめりければ、みな人<strong>かれいひ</strong>の上に涙落してほとびにけり。<font size="1">(後略)</font>
(『伊勢物語』新潮日本古典集成 新潮社1976年)

安土桃山時代
茶の文化が進む事で、弁当は花見や<strong>茶会</strong>といった場でも食べられ、現代でも見られるような漆器の弁当箱が作られるようになる。

江戸時代
天下泰平の時代になると、弁当はより庶民の間でも市民権を得る。旅行者や観光客は簡単な「腰弁当」を作り、これを持ち歩いた。腰弁当とはおにぎりをいくつかまとめたもので竹の皮で巻かれたり、竹篭に収納されたりした。能や歌舞伎を観覧する人々が幕間(まくあい)に食べる特製の弁当として、「<strong>幕の内弁当</strong>」が登場する。弁当のハウトゥー本も多数出版された。ひな祭りや花見に向けての準備を行う庶民のためにこれらの本には弁当の具体的な調理方法や包み方、飾り方などが詳しく書かれていた。

明治時代
給食もなく、また外食施設が発達していなかったため、役所に勤務する官吏たちは江戸時代からあるような腰弁当を提げて仕事に出掛けていた。そのため、安月給の下級役人は「腰弁」などと呼ばれていた。また明治初期の学校では昼食を提供していなかったので、生徒と教師たちは弁当を持ってこなければならなかった。明治初期には、鉄道駅で最初の「<strong>駅弁</strong>」が発売された。当初の駅弁はおにぎりと沢庵を竹の皮に包んだような簡易なものであった。サンドウィッチのようなヨーロッパスタイルの弁当が現れ始めたのもこの頃からである。

大正時代
第一次世界大戦とそれ以降に不作により、学校に弁当を持って来る慣例を廃止する動きがあり社会問題に発展した。東北地方など地方から都会への移住者が増えたため、所得格差が大きくなり、弁当に大きな貧富の差が表われた。当時の人々はこの現象が肉体的な面からと精神的な面から、子供たちに好ましからぬ影響を与えると考えたのである。

昭和初期
アルミニウムをアルマイト加工した弁当箱が開発された。壺井栄の小説『二十四の瞳』に描写されるようにそれは目の覚めるような銀色をしており、またメンテナンスの容易さもあって当時の人々から羨望の的となる。またかつて小学校の冬の暖房装置にストーブ類が多用されていた頃は持参したアルマイト弁当箱ごとストーブの上に置き、<strong>保温・加熱</strong>するということも行われた。

第二次世界大戦後
学校の昼食は給食に切り替えられ全ての生徒と教師に対し用意されるようになった。これによって徐々に学校に弁当を持参してくる習慣は少なくなった。

1970年代
駅弁は国鉄のディスカバー・ジャパンキャンペーンもあって鉄道で観光旅行に出かける人が増えると各地の素材や郷土料理を活かしたもの、観光地にまつわる物などより多様なものとなった。中小規模の企業で自前の食堂を持たないところを対象に、弁当を配達する業者も一般的となった。持ち帰り弁当専門店(通称:<strong>ホカ弁</strong>)の台頭。急激に普及した<strong>コンビニエンスストア</strong>での販売で、そこで販売される弁当は店の電子レンジを使用していつでも温めて食べられることが売りとなった。スーパーマーケットの<strong>惣菜コーナー</strong>にも弁当が並ぶようになった。これらは「弁当を持ち帰って食べる」という新しい流れを作り出した。また都心部の食堂が少ない地域に、弁当を売りにくる業者も急増した。弁当の配達業者も、時間指定で温かいものを届けることを売りにするものが現れ始めた。これらの現象と呼応するように、ドカベンに象徴される金属製の弁当箱は耐熱性プラスティックなどの弁当箱に変わっていった。
一方で行政がコストを削減させる目的で一部地域の学校では給食制度が廃止となり、家から弁当を持ってくる習慣が復活しているという。弁当の調理は家 庭の主婦の仕事とされてきたが女性が外に勤めに出ることも多くなったなどの事情もあり、コンビニエンスストアで買ってきたおにぎりやパンを持参する生徒も 多くなった。

平成時代
コンビニエンスストアが地方でも一般的になり温かい弁当が一般化すると駅弁でも化学反応を利用して加熱できるタイプのものが登場した。2003年頃から、空港で販売される弁当「空弁」がブームとなっている。乗客は空港での待ち時間や飛行機に乗っている間にそれを食べている。2005年からは、(主に母から子への)愛情弁当の「キャラ弁」が流行となっている。

現代
低価格の<strong>250円弁当</strong>が路面店で売り出され、採算の合う大都市中心部で流行している。以前から低価格の弁当は存在していたが、カテゴリとして確立したのはこの頃である。また、節約のために弁当持参をする人が増えた。弁当男子という独身男性が自ら弁当を作って持参する言葉が生まれた。さらに1970年代に開発、発売された保温弁当容器も進化を遂げて一昔前の大きな弁当箱というイメージは薄れ男性用ビジネス鞄に入るスリムなタイプが登場した。近年は女性向けに小型化されてカラフルでおしゃれなタイプの保温弁当箱も登場している。

2010年3月22日月曜日

シュンペーター

ヨーゼフ・アーロイス・シュンペーター(1883年2 月8日 - 1950年1月 8日)
オーストリア出身の経済学者。企業者の行う不断のイノベーション(革新)が経済を変動させるという理論を構築した。

シュンペーターはワルラス流の一般均衡理論を重視した。
彼の理論にでは、均衡状態はイノベーションによって不断にシフトしており、イノベーションが加わらないと経済は均衡状態に陥ってゆく。均衡では企業者利潤は消滅し利子もまたゼロになる。
市場均衡を最適配分とみる古典派の見解と異なり、シュンペーターにとって均衡は沈滞である。

イノベーションはつまり新結合である。(新発明ではない!)

イノベーションとは、経済活動において旧方式から飛躍して新方式を導入することである。日本語では技術革新と訳されることがあるが、イノベーションは技術の分野に留まらない。シュンペーターはイノベーションとして以下の5類型を提示した。

1. 新しい財貨の生産
2. 新しい生産方法の導入
3. 新しい販売先の開拓
4. 新しい仕入先の獲得
5. 新しい組織の実現

イノベーションの実行者を企業者(アントレプレナー)と呼ぶ。この意味における企業者は、一定のルーチンをこなすだけの経営管理者(土地や労働を結合する)ではなく、生産要素を全く新たな組み合わせで結合し(新結合)、新たなビジネスを創造する者として重視される。起業者。

シュンペーターは銀行の機能を大分持ち上げている。起業者が銀行から信用貸出を受け、それに伴い銀行システムで通貨が創造されるという信用創造の過程を重視した。というかイノベーションの全権を担っていると考えたのだ。古典派の貨幣ヴェール観では貨幣や信用を実体経済を包むだけの名目上の存在とみなしたが、彼の理論によると「銀行家は単に購買力という商品の仲介商人なのではなく、またこれを第一義とするのではなく、なによりもこの商品の生産者であるとみなされる。

起業者が銀行組織の信用供与(銀行からの借入)を受けてイノベーションを実行すると経済は撹乱されるが、その不均衡の拡大こそが好況の過程であるとシュンペーターは考えた。一方で、イノベーションがもたらした新しい状況において独占利潤を手にした先行企業に後続企業が追従して経済全体が対応し、信用収縮(銀行への返済)により徐々に均衡化していく過程を不況と考えた。

著書:
『理論経済学の本質と主要内容』
『経済発展の理論』
『景気循環の理論』

2010年3月15日月曜日

失敗のものづくり

製造業はひたすら安く、早く、大量に作ることにのみ挑戦している。

本当に生活に必要とされるものなのだろうか?

日本をみると高度経済成長期に比べて、必要とするものはあふれ、付加価値を加えた部分で製品の価値が決まってくる。そこはもちろん個人の好みが強くなってくるので、他の産業を見るに洋服のデザインであったり、心地よさであったり、ステータスであったりする。

一方で発展途上国においては今だ生活必需品といえるような工業製品が望まれている場所がッ多々ある。そこではもちろん日本で磨きこんできた多機能製品が求められているのではない。いわゆるボリュームゾーンと呼ばれるような製品群なのである。

ボリュームゾーンとはすなわち一般的な大衆をターゲットとして、共役的機能があればよい。

日本の製造業はそれらを目指しているのだろうか?そこでは今までとは根本的に異なるものづくりの仕方が必要なのではないのだろうか。日本におけるあらゆるコストは高い。愚直に努力するということは何も考えないことではない。

マニュアルは従っていても何も意味はない。いかにマニュアルを作って広げていけるか。新しい製品であればそれなりの、当事国でないなら現地の調査をマニュアルに加えていくべきなのではないだろうか。

2010年3月11日木曜日

タブレットパソコン

何故タブレットというのか?

語源は、ラテン語で「板」を意味する「タブラ(tabula)」

そこから、tableau=劇の中間や最後ですべての役者が制止した絵のような画面。劇的場面。

tableau自体は1690年のフュルティエールがにて
「画家が絵筆と絵の具を用いてイメージあるいは表象を制作したもので、額縁に入って運搬可能なもの」
と最初に定義した。(『普遍辞典』『万有事典』『フェルティエール事典』とかいうそうな)

元々17世紀のオランダの絵画を中心に発達し、当時の画家たちが描いた絵画をフレーム(枠)の中にいれたもの=タブローと言う。

同じ語源を持つ単語はtablet, table, tabroidなど。

なのでパソコンの画面があってキーボードがなく枠だけのものをタブレットパソコンという。

2010年3月10日水曜日

観念論

観念論(idealism)

唯心論、観念論、理想主義。⇔唯物論。

物質よりも精神、理性、言葉に優位性を置く理論。

思考と外界はお互いにお互いを創造しあうが、そこでは思考が、決定的な役割を持つ

ジョージ・バークリ
「すべて人間が認識するものは思考による観念の所産」

イマヌエル・カント
「我々が世界を空間や時間という形で把握するのは人間認識のアプリオリな制約である経験への超越論的制約による」

ヒンドゥー教=ブラフマン(宇宙の根本原理)が世界の本質。自己の中心はアートマン。ブラフマンとアートマンは等価(梵我一如)

キリスト教徒=キリストの人間としての肉体の実在性と物質的な世界における人間の善性の重要性

禅宗=観念論と唯物論の中庸

2010年3月9日火曜日

狼藉

【狼藉】
無法な荒々しい振る舞い。乱暴な行い。

狼藉は、中国の通史「史記 滑稽列伝」による漢語。
「藉」には敷く、踏む、借りる、雑、敷物、かきつけ、書物、などの意味がある。籍は薄く削った竹で、これを竹簡として使用した。紙以前は竹簡や木簡を綴じて書物にしていた事から書籍につながる。

狼藉は狼が寝るために敷いた草の乱れた様子から、物が散らかっている様子を意味した。

日本に入ってから、狼藉の派生的な用法として「乱暴な振る舞い」も意味する
ようになる。

籍籍=がやがやと騒がしいさまを言う

2010年3月8日月曜日

free

「自由」
・心のままであること。思う通り。自在。古くは、かって気ままの意に用いた。
威福自由なり。
・(freedom; liberty)一般的には、責任をもって何かをする事に障害(束縛・
強制)がないこと。自由は一定の前提条件の上で成立しているから、無条件的
な絶対の自由は人間にはない。自由は、障害となる条件の除去・緩和によって
拡大するから、目的のために自然的・社会的条件を変革することは自由の増大
である。この意味での自由は、自然・社会の法則の認識を通じて実現される。
・社会的自由。社会生活で、個人の権利(人権)が侵されないこと。歴史的
に成立している重要なものに、市民的自由と政治的自由がある。前者は企業の
自由、契約の自由、財産・身体の自由、思想・進行の自由、言論・集会・結社
の自由などを指し、後者は参政権そのほか政治的目的のための行動の自由を意
味し、両者ともそれらに対して国家権力その他の干渉がないことを意味する。
・意思の自由。
・倫理的自由。カントにおいては、意思が感性的欲望に束縛されず、理性的
な道徳命令に服することで、自立と同義。サルトルにおいては、人間は存在構
造上自由であり、したがって常に未来の選択へと強いられており、それ故自由
は重荷となる。
「広辞苑」

サルトル(1905-1980)
「人間は自由という刑に処せられている」「実存は本質に先立つ」
自由とは、自らが思い至って行った行動のすべてにおいて、人類全体をも巻
き込むものであり、自分自身に全責任が跳ね返ってくることを覚悟しなければ
ならないものである。このようなあり方における実存が自由である。

2010年3月7日日曜日

ヒズボラ

アラビア語で「神の党」1982年結成。
反欧米、イスラエル殲滅を掲げる急進的シーア派の組織
戦術としての自爆テロ攻撃を率先して採用した。
イスラエル兵士拉致事件などで知られる。

○イスラエルと
1967年第3次中東戦争でエルサレムを占領したイスラエルはエルサレムを首都と宣言する。

2006年にはイスラエルがレバノンにおけるヒズボラを攻撃。大義はイスラエル兵士の救出だった。このレバノン攻撃により多数のレバノン人が犠牲になる。

レバノン侵攻はイスラエルの勝利のないまま停戦となり、結果、イスラエル国内での批判、軍内部での批判、軍幹部のヒズボラ侵攻による株取引の発覚、などにより2008年オルメルト首相は退任した。現在は親パレスチナのネタニヤフ首相。

2010年3月6日土曜日

日本の自然エネルギー

日本が利用できるエネルギーはどれぐらいあるのだろうか。
化石燃料はほぼないので、自然から取り出せるとしてまとめてみた。
(NEDOの資料より)


※技術的資源量:理論資源量からから、現時点の物理的、技術的な制約条件を加味

やっぱり太陽光が大きいが地熱の発電量も理論値は多い。
ただ一方で太陽光は太陽が隠れると発電量が落ちるので変動性が高い。
すると地熱発電が一番有力なのではないか。


ちなみに、日本の年間発電量は約1000TWh 最大電力消費量は約180GW。
太陽光だけでは変動に耐えられないので、
地熱の技術開発を行えば現在の発電量の30倍程度はまかなえる。
これを利用すれば将来はエネルギー輸出国にもなれるのだ。

ERPパッケージ

Enterprise Resource Plannning。企業の経営資源を効率化するために、基幹業務を部門ごとではなく統合的に管理するためのソフトウェアパッケージ。

各部門ごとに別々に構築されていたシステムを統合し、相互に参照・利用できる。財務会計や人事などデータの一元管理が主なもの。その他部門間でデータのリアルタイムなやり取りなども可能。

ERPパッケージを導入して経営効率を向上させるには、業務プロセスの検証、標準化が必須。従来の会社の方法と大きく異なるのも効率低下をまねくから。
企業の特性や対象とするパッケージの違いからコストがかさんだり安く済んだりする。

2009年の国内ERP パッケージライセンス市場は、前年比14.0%減の1,005億円
世界市場は400億ドル。日本は3%程度。

独SAP社のSAP R/3
米Oracle社のOracle Applications
PeopleSoft社のPeopleSoft
オランダBAAN社のBAAN
など。

2010年3月5日金曜日

日本教職員組合

日本の教員・学校職員による労働組合の連合体。略称は、日教組。教員の労働組合連合体としては日本最大である。連合に加盟している。

法人格のない社団

国旗掲揚及び国歌斉唱を入学式などで行う指導に対しては、「強制」であるとして批判的。

ILOなどのNGO諮問団体であるEducation International(EI)に加盟。

組織人員は2008年約29万1000人。

現在では民主党を基軸に社会民主党も支持。組合出身の議員も多数。

君が代不斉唱不起立
教育基本法改定反対運動
ゆとり教育の推進
教研集会全体集会の中止

2010年3月3日水曜日

虚無的王道

王道とは仁徳を本質として行う政治の事

覇道とは武力権謀を本質用いて行う政治の事

虚無は一切の有無相対を超越するなり

現代の政治がいづれに向かっているかはあきあらか

欲望が欲望を欲している

地球温暖化基本法

2020年までに1990年比25%削減を目指す

その為の法律

「地球温暖化対策基本法」

が閣議決定間近。

しかし、官僚・産業界による猛烈な反発がある

というのも

・「すべての参加国が加盟したら」25%削減する。実質凍結。
・キャップアンドトレード式排出権取引にキャップなし。電力業界に甘い。
・自然エネルギー=ヒートポンプにしようとしている。ただの省エネ技術。

鳩山首相のCOP15発言が実現できないので

うやむやにしようとしている。

2010年3月1日月曜日

フリードリヒ ハイエク

フリードリヒ・ハイエク(1899年-1992年)。
市場主義と自由主義と個人主義を主張し、新自由主義の旗手となっている。
それでいてケインズとは袂と分かつ論争を展開した。
ケインズは小さな政府を主張し、ハイエクは徹底した自由主義を標榜したのだ。

古典派(アダム・スミス)の大前提では、市場に参加するすべてが完全な知識をもっていると想定されているが、実際はそうではない。そこを不確実性として捉えてきたのが自由主義であり不確実性をどのように扱うかが長年議論されているのである。

ケインズとハイエク、お互いに自由主義ではあるのだが、その市場の不確実性において違った見方をもった。ケインズは貨幣の本質も、将来の不確実性に対する備えにあるとした。一方で、ハイエクは社会や経済に不確実性があることはケインズ同様に認識していたのだが、だからこそ市場の自立性や自在性に事態の推移を任せるべきだと考えた。市場はとことん自律的に動くべきもので、政府はよほどのこと以外は手を出すべきではない。

フリードリヒ・アウグスト・フォン・ハイエクは、オーストリア生まれ。オーストリア学派リバタリアニズム思想家。ノーベル経済学賞受賞。ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインの従兄弟にあたる。

ハイエクが言うには、本当は、不完全な知識が市場に参加することによって、うまく分業されているのではないか。つまり知識もまた、アダム・スミスが「労働の分業」を説いたように、分業されているのではないか。

その結果が、『隷属への道』(1944)に表れている。そこでは全面的な社会主義批判と、ファシズム批判を展開した。

カール・ポパーは、そのハイエクの論について、「開かれた社会」にて知識(客観的な知識や科学的な知識)が機能すると言ったし、後にハイエク+フリードマンのシカゴ学派の組合せによりいわゆる新自由主義が成立ってきた。サッチャーがハイエクの書を掲げていたのは有名。

1944年『隷属への道』
1945年『社会における知識の利用』

2010年2月28日日曜日

日本の労働力人口

日本の労働力人口比率は低い。リタイアの年齢を引き上げるべきだ。
■労働力人口
就業者と完全失業者の合計。
就業している者と、就業していないが、就職活動はしている者(完全失業者)の合計。 例えばアルバイトをしている学生、パートで働いてる主婦も、こちらに入る。
但し就職していない人とは、ハローワークに通って職探しをするなど仕事を探す努力や事業開始の準備をしている人になる。就業意欲喪失者はここに含まれない。

■労働力人口比率
労働力人口/15才以上の人口

■非労働力人口
就業しておらず、かつ就業の意思のない者。
いわゆる専業主婦などの家事、学生(専門学校・専修学校も含む)、定年退職をした高齢者など)の合計。なおニートもここに含まれる。

■完全失業者
就業しておらず、かつ就職活動をしている失業者。完全失業者数は完全失業状態にある失業者の数。完全失業率は労働力人口に占める完全失業者数の割合。
失業者数/労働力人口

■□■ 
日本においては、2008年は15才以上の人口が11,000万人
労働力人口は6,650万人 労働力人口比率は60% 

それに対して他の国を見てみると、
労働力人口比率は、中国 73.7%、米国65.0%
一方で英国は日本と同程度、独国や仏国は60%未満。
ヨーロッパ型の働く社会を目指すなら今の日本の労働力人口比率は問題になる数字では無いが、米国型の競争社会においてはもっと労働意欲のある者を増やす必要がある。主に高齢者への対応が必要。

2010年2月27日土曜日

四国の名物

四国は、日本列島を構成する島のひとつ。本土四島の中では最小。本州→北海道→九州→四国。阿波国・讃岐国・伊予国・土佐国の4つの令制国が存在したことから、近世以降は「四国」と呼ばれた。今日では、徳島県、香川県、愛媛県、高知県の4つの県で構成されている。四国本土と付属島(小豆島、大三島、大島、中島、伯方島など)で「四国地方」を成す。

古代においては伊予之二名島(いよのふたなしま)または単に伊予島(いよのしま)、二名島(ふたなしま)と呼んだ。「フタナ」は二並びの意。

弘法大師が拓いた四国巡礼・八十八箇所はお遍路さんで有名。

○有名どころのキーワード

食文化
・いぎす豆腐
・亥の子餅
・釜揚げうどん
・鎌田醤油
・蛸せんべい
・たこめし
・和三盆
・ポカリスエット
・ポンジュース 

祭り
・阿波踊り:徳島県徳島市、鳴門市他
・よさこい祭り:高知県高知市
・新居浜太鼓祭り:愛媛県新居浜市
・阿波踊り:徳島県徳島市、鳴門市他
・よさこい祭り:高知県高知市
・さぬき高松まつり:香川県高松市
・松山まつり:愛媛県松山市
・金刀比羅例大祭:香川県仲多度郡琴平町
・豊浜ちょうさ祭:香川県観音寺市
・和霊大祭:愛媛県宇和島市
・西条祭り:愛媛県西条市
・土居太鼓祭り:愛媛県四国中央市

小豆島
・二十四の瞳
・壺井栄文学館
・寒霞渓 - 瀬戸内海国立公園、国指定名勝、日本三大渓谷の一つ
・土渕海峡 - 世界一狭い海峡
・マルキン醤油記念館
・手延そうめん館
・小豆島オリーブ園
・中山の千枚田 - 小豆島唯一の棚田、蛍の里としても有名
・双子浦 - 海と入江と島の織り成す絶景。応神天皇の旧跡地でもある。
・四方指展望台
・高見山公園
・こぼれ美島
・美しの原高原

2010年2月26日金曜日

合理と観念

<必然主義・合理主義>
1637年 デカルト『方法序説』
1675年 スピノザ『エチカ』
1787年 カント『純粋理性批判』
1831年 ヘーゲル『世界史の哲学についての講義』
1913年 フッサール『イデーン』

<偶然主義・観念主義>
1809年 シェリング『人間的自由の本質』
1819年 ショーペンハウアー『意志と表象としての世界』
1885年 ニーチェ『ツァラトゥストラはかく語りき』
1889年 ベルクソン『時間と自由』
1900年 ジンメル『貨幣の哲学』
1927年 ハイデガー『存在と時間』
1932年 ヤスパース『哲学』
1960年 サルトル『方法の問題』
1947年 メルロ=ポンティ『シーニュ』
1930年 九鬼周造『「いき」の構造』

<クロニクル>
合 1637年 デカルト『方法序説』
合 1675年 スピノザ『エチカ』
合 1787年 カント『純粋理性批判』
観 1809年 シェリング『人間的自由の本質』
観 1819年 ショーペンハウアー『意志と表象としての世界』
合 1831年 ヘーゲル『世界史の哲学についての講義』
観 1885年 ニーチェ『ツァラトゥストラはかく語りき』
観 1889年 ベルクソン『時間と自由』
観 1900年 ジンメル『貨幣の哲学』
合 1913年 フッサール『イデーン』
観 1927年 ハイデガー『存在と時間』
観 1932年 ヤスパース『哲学』
観 1960年 サルトル『方法の問題』
観 1947年 メルロ=ポンティ『シーニュ』
観 1930年 九鬼周造『「いき」の構造』

2010年2月24日水曜日

APEC

2010年、日本はAPECの議長を務める。アジア太平洋経済協力(APEC)。

太平洋を取り囲む21の国と地域の経済協力枠組。1989年にオーストラリアによって提唱され、1994年、インドネシアボゴールでのボゴール宣言を設立とする。「自由で開かれた貿易と投資を達成する」事を目的とする。APECメンバーの国・地域を指す場合には「エコノミー」と呼び(台湾や香港があるので)、人口では世界の41.4%、GDPでは57.8%、貿易額では47%を占めている。中国と米国がカウントされているので当然。

主な成果は域内の平均関税率を12%→6%程度にまで下げた事。これにより域内のお金・人の流通が促進された。あとはクライシス時に資金のやりとりが促進されたとか。 対抗勢力は新WTOラウンドやASEA&#78;、個別FTAなど。こちらの方が具体的なものがあるのでAPECは効果が低い。 

【参加国】
1989年 :オーストラリア、ブルネイ、カナダ、インドネシア、日本、韓国、マレーシア ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、タイ、米国
1991年 :中国、中国香港、チャイニーズ・タイペイ
1993年 :メキシコ、パプア・ニューギニア
1994年 :チリ
1998年 :ペルー、ロシア、ベトナム

2010年2月21日日曜日

覆水盆に返らず

一度起きてしまった事は決して元に戻らない。
It's no use crying over spilt milk.

○語源
呂尚(太公望)が周に仕官する前、ある女と結婚したが太公望は仕事もせずに本ばかり読んでいたので離縁された。呂尚は、なおも努力を重ね、深い学識を備えましたが、依然として貧しいままだった。
ある日、渭水のほとりで、1人釣り糸を垂らしていると、通りかかった身分のあると思われる者が、声をかけてきた。その人物は、賢人として誉れの高い周の 西伯昌で、西伯は、「あなたこそ、我が太公(祖父)の望んだ人物だ。」と言って、彼を太公望と呼び、師として敬いました。 太公望は周から斉に封ぜられ、顕位に上るとかの女は太公望に復縁を申し出た。 太公望は盆の上に水の入った器を持ってきて、器の水を床にこぼして、「この水を盆の上に戻してみよ。」と言った。 女はやってみたが当然出来なかった。 太公望はそれを見て、「一度こぼれた水は二度と盆の上に戻る事は無い。それと同じように私とお前との間も元に戻る事はありえないのだ。」と復縁を断った。

2010年2月20日土曜日

コンティニュア規格

ヘルスケア商品を対象にした通信規格。コンティニュア・ヘルス・アライアンスの設計ガイドラインに準拠したコンティニュア対応機器は、Bluetooth通信などで他の機器と連携できるようになる。インテル、パナソニック、オムロン、タニタなど。227社が賛同。

体組成計や血圧計で測定したデータを自動的にパソコンに転送して管理できるのが特徴。
訪問介護先なら、測定したデータを持参した対応タブレットPCに自動的に記録できる。

WiFiアライアンスのような相互検証・設計あわせの規格のようなもの。
Bluetoothを使うか、IEEE LANを使うかどうかの違いと、分野の絞込みが違う。

2010年2月18日木曜日

マネタリーサーベイ

○マネタリーベース
「日本銀行が供給する通貨」。市中に出回っているお金である流通現金(「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」)と「日銀当座預金」の合計。
マネタリーベース=「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」+「日銀当座預金」

○マネーストック(マネー・サプライ)
通貨保有主体が保有する通貨量の残高(金融機関や中央政府が保有する預金などは対象外)。一般法人は預金取扱機関、保険会社、政府関係金融機関、証券会社、短資等を除く法人。

マネーストックはマネタリーベースをベースに市場で信用創造で増えた量を表す。資金が有効活用されていると多くなるが、逆に全然使われないとマネタリーベースより減る

2010年2月16日火曜日

診療報酬

診療報酬制度が改定される見込み。診療所は値下げで、病院などの期間は値上げ。一般的には診療所に勤める医者の給料が高騰しているという理由だ。

診療報酬とは、保険診療の際に医療行為等の対価として計算される報酬を指す。診療報酬点数表に基づいて計算され、点数に応じて医療行為を行った医者・医療機関・薬局の医業収入となる。医業収入には、医師や看護師、その他の医療従事者の医療行為に対する対価である技術料、薬剤師の調剤行為に対する調剤技術料、処方された薬剤の薬剤費、使用された医療材料費、医療行為に伴って行われた検査費用などが含まれる。保険診療では患者はこの一部を窓口で支払い、残りは健康保険から支払われる。医療行為の明細書には各項目が金額ではなく点数化されその点数に応じて報酬が加算される。同じ医療行為に対しては効果がある薬よりも、単に安い薬を使えば報酬が増えるなどのモラルハザードを引き起こす。

例えば、診療報酬の薬価が薬の実納入値段よりも大きく高いので、患者の「薬漬け」によって病院には大きな利益がもたらされ、医薬品、医療材料、検査等は「もの代」として検査差益がもたらされる。これらは国の機関・中央社会保険医療協議会によって規制・保護の対象となっているので適切な(患者にとって有益となる)仕組みになっていない。既得権益の温床である。

報酬が安定しているので医者のモラルを信じて、効果のある医療行為が行われるはずだったのだが資本主義的な、お金が儲かる=社会貢献、という表面的な意味が捉えられると良くない方向にしか進んでいない。だからといってアメリカの様な医療制度になっていいとも思われない。

2010年2月14日日曜日

パタフィジック

パタフィジック(形而超学、空想科学)
フランスの作家アルフレッド・ジャリの造語で、形而上学の領域を超えたところにあるものを研究するために使われる哲学のこと。meta -> pata
現代科学の理論・方法のパロディで、ナンセンスな言い回しで表されることが多い。

1893年アルフレッド・ジャリの戯曲『Guignol』に初出。
「その仮想現実性によって表された対象の特性をその外形に象徴的に帰する想像上の解決の科学」と定義した。

レーモン・クノーはパタフィジックを「矛盾と例外の事実に基づいて」在るものと述べている。他にマルセル・デュシャンやジョン・ケージが影響を受けている。パタフィジックの伝統を受けた作品はその創造の過程に焦点をあてる傾向があり、偶然と気まぐれな選択の要素がしばしばその過程の鍵となった。

2010年2月13日土曜日

国家公務員法改正

ここでも先送り?
2月12日に予定していた国家公務員法等改正案の閣議決定が先送りされた。
次長・局長級を部長級に降格させる規定を盛り込んだが、その内容が麻生政権の法案の条文をほぼ再利用する形なのだ。
鳩山首相は「降格人事が甘い」と述べたが自身の調整不足も否めない。

民主党政権は「脱官僚・政治主導」を目指しているが、そもそもの発端は何か?
おおきくは公務員である事の無駄からくる国際競争力の低下が理由である。公務員である事の無駄とは、縦割り行政、年功型賃金、官僚内閣制、などである。

今回はその年功型賃金にメスをいれるべくの改正案なのだが、自民党時代に廃案になったものをそっくりそのまま持ってくるとはなんとも芸がない。「意に反して降任を行うことができる」とあるのだが実質は以下のような制限があるため全く機能しない。

1.次官、局長、部長の3段階の人事を規定しているが、次官と局長の位置が同等で給料も同額な事。(2段階の降格にならない)
2.降格には3つの特例要件-他と比して実績が劣る、別の人の方がより優れた業績を挙げると見込まれる、転任させる適当な官職がないーを充たす場合に限られる事。(理由がつけるのが困難)
3.部長クラスから課長クラスへの降格については法律上何も規定がなく身分が完全補償されている事。(実務的な部分が全く変わらない)

社会は人が作っている。競争が無い人事制度で競争力をつけるのは無理がある。

2010年2月12日金曜日

文殊菩薩

文殊菩薩、梵名マンジュシュリー。
大乗仏教の崇拝対象である菩薩の一尊。一般に智慧を司る仏とされる。
種子(密教において、仏尊を象徴する一音節の呪文(真言))はマン。ちなみに釈迦如来の種子はバク。
文殊菩薩が登場するのは初期の大乗経典、特に般若経典である。釈迦仏に代って般若の「空」を説いている。『文殊師利般涅槃経』によると、バラモンの家に生まれ、釈迦十大弟子とも親しく仏典結集にも関わったとされる。『維摩経』には、維摩居士と対等に問答を交えたとされる、智慧の伝説がある。
文殊菩薩の徳性は悟りへ到る重要な要素、般若=智慧であり、智慧から転じて知恵とも関係付けられ、「三人寄れば文殊の智恵」ということわざを生むことになった。
建州女真族の本尊とされ、その名にちなみ満洲と自称。満州の名は文殊が語源であるとされる。円仁(794年-864年、遣唐使、法華経)によって日本にも伝えられた。

三大文殊(像)
山形県高畠町・亀岡文殊堂
山梨県三珠町・表門神社
大分県国東町・文殊仙寺
京都府宮津市・文殊堂
奈良県桜井市・安倍文殊院

2010年2月11日木曜日

アルコールとカロリー

いづれも100mlあたり。
赤ワイン    12%   70 kcal
焼酎        12%   67 kcal
ビール      5%   42 kcal
日本酒      15%   105 kcal
ウィスキー 60%    500 kcal
アルコール度数で割ると大体6kcal/%ぐらい。
ただ、ウィスキーは炭水化物などが入ってないので少ない。
アルコールは1グラム当り7 kcal。3kcal/%程度。

2010年2月10日水曜日

ATI Eyefinity

1基のGPUで3-6画面出力を可能にするAMDの技術。
最大6画面には、完全に同じ解像度のものを横一列に並べる、3×2,2×3といったアレイ配置、縦長画面を横に並べたりといった使用も可能。
最大16384×16384ドットの「ビッグデスクトップ」を構成し,これを複数のディスプレイに分割して表示する事も可能。
アーケードゲーム市場でも十分通じるし、デジタルサイネージの世界で応用が利くだろう。駅などでの宣伝も未来予想にあるような使い方が手軽に可能になってきた。

2010年2月9日火曜日

アンチパテント

アンチパテントとは、特許の保護を弱くすること。
プロパテントとは、 特許を保護を強くすること

○アメリカでは、
アメリカは、アンチパテントからプロパテントに転換したことにより、国力を充実させたといわれている。一般には、自国の科学技術力が強ければプロパテントが国益になり、自国の科学技術力が弱ければアンチパテントが国益になる。なので80年代のアメリカでは、アンチパテントの流れが強かった。アメリカの経済力が衰退し、失業が広がり、アメリカはもうだめだと言われた時代だ。

○つまりは、
アンチパテントは、技術力に勝る先進国が特許権を取得し、自国の産業の発展を抑圧することを防ぐためである。先につばつけましたよ的な先奪主義である。なので先進国は自国の都合に合わせて権利を主張したり無効にしたり声を大きくするのだ。


○社会全体では、
人間の感覚はアンチパテントな傾向を有する。たとえば、ソフトウェア特許は強く保護すれば保護するほど、ソフトウェア産業をだめにすると言われる。オープンソースソフトウェアの流れはアンチパテントであるといえるだろう。

○のちには、
世界の各国が経済発展の流れに乗る中で権利が複雑化するのは明確である。さらにはITによって情報流通が早くなり、交通発展により物流の速度が速くなっている。その中で維持コストが高くなるプロパテントは有効かと問われれば否という答えが一般的なのではないだろうか。感覚的に受け入れがたいものは通り難い。そんな世界がまっているのだ。そこでは特許管理維持のコストを大幅に抑える仕組みを導入するか、圧倒的なアンチパテントに進むかいずれかであろう。

■ビジネス特許
ハブ&スポーク特許:複数の投資信託を1つのポートフォリオで管理する手法を提唱した特許で、「ビジネスモデル特許」の元祖。
この特許はSignature Financial Group社が取得したものだが、同業のState Street Bank and Trust社がこれをライセンスしようとした。しかし、金額が折り合わず、「この特許は法律の定める要件を満たさず無効である」として裁判を起こした。
特許を専門とする米国連邦控訴裁判所(CAFC)は、1998年7月に、この特許は有効であるとする判決を下した。発明が「有用(useful)」で、「具体的(concrete)」で、「有形(tangible)の結果を生みだす」という3つの要件を満たすならば、特許としてみとめられるという判断を示した。

2010年2月8日月曜日

NAND後のメモリ技術

NAND型は高容量化に向いているが、微細加工で容量を大きくしていくのはそろそろ限界だ。次のメモリはReRAMが消費電力と容量の面で有利である。

2010年2月7日日曜日

主食のカロリー

御飯3/4合(225g):375kcal 食物繊維 0.7g ビタミンB1     0.05mg
食パン6枚切り2枚   :320kcal 食繊繊維 2.8g ビタミンB1     0.08mg

死刑のコスト

刑務所等(刑務所,少年院,少年鑑別所)の収容,矯正教育の実施にかかる費用は約500億円。他に一般事務の経費が約1500億円。合計で2000億円。出所後の生活を支援する団体への補助金を含めるとさらに100億円規模増える。
一方で、犯罪被害者への給付金は合計で10億円。給付制度なので事務費(人件費)を加えても20億円にもならないだろう。

実に犯罪被害者への給付は加害者への社会復帰にかかる費用に比べて100分の1程度なのである。どちらも国民の血税である。これを適正な比率と捉えるかどうか。経済的な面を考えると、被害者への補償があまりにも少ないと感じるのが普通の感覚ではないだろうか。では、教育を受けた後に、出所後に、社会に対して償いをしている所に効果があるはずである。でなければ言葉は悪いが無駄になっているのだ。日本の再犯率は10%程度。必ずしもお金の指標だけでは図れないところであるが、日本国民の死刑許容率が85%と高いのもそのあたりの不満が表れているのではないかと感じる。

2010年2月6日土曜日

橋頭堡

きょうとうほ。
【戦争】
橋の対岸を守るために作られた砦
敵地などの不利な地理的条件での作戦を有利に運ぶための前進拠点
【経済】
国際経済の上で、他国の市場に参入する場合の現地支社等。
【登山】
登山や山岳地帯での森林作業などで、補給や簡易宿泊、悪天候回避の目的として設置されるロッジ

2010年2月5日金曜日

スコーン

スコーンは、スコットランド料理のパン。
小麦粉、にベーキングパウダーを加え、牛乳でまとめてから軽く捏ね、成形して焼き上げる。粉にバターを切り込んだりする事が多い。現在では発祥地のスコットランドのみならずイギリス全土で食べられており、また大西洋を渡ってアングロアメリカでもよく食べられている。イギリスのプレーンスコーンはアメリカ合衆国でビスケットと呼ばれているものとほぼ同じであるが、ビスケットにはバターの代わりにショートニングを使うことが多く、牛乳の代わりにクリームを使うこともある。

強力粉   100g
薄力粉     100g
砂糖     32g
塩     5g
マーガリン(有塩)     70g
卵(Mサイズ)     1個
牛乳     50ml

粉ものを混ぜる。マーガリンを混ぜる。液体を混ぜる。
冷蔵庫で寝かす10分。焼く180℃ 20分。

2010年1月31日日曜日

クレジット産業

消費者信用
|―販売信用
| |―割賦方式  (銀行系)
| | |―個品   6兆円
| | |―カード  3兆円
| |―非割賦方式 (信販系)
|   |―個品   3兆円
|   |―カード 35兆円

|―消費者金融
|―預金貸付   8兆円
|―消費者ローン20兆円

消費者信用の合計が80兆円規模。
日本国家予算=80兆円の100%
国内総生産=500兆円の16%
国民化処分所得=400兆円の20%

不可分性

密接な関係を持っていて、分けることができないこと。
サービス産業によく当てはまる。サービスの特性の一つ。
ハード的な製品は生産されると販売され、どこかで消費される。しかし、サービスは提供者と不可分であるため、提供者と消費者がサービス提供の場に同時にいなければならない。つまり、生産と消費を分けることができないことをいう。ただこの場合提供者、(または消費者)も人間直接である必要はない。この提供を以下に自動で行っていくかがIT技術である。その点で優れていたのがGoogleというわけではないだろうか。将来的なこのような自動サービスは基本的には無料になるのだろう。なにせコストが格段に安いのだから。

2010年1月30日土曜日

WireLess

●TransferJet:近距離無線転送技術。375Mbps。3cm以内。1対1
●赤外線:近く。遅い。
●Bluetooth:近距離通信規格(NFC)。最大転送速度24Mbps。実質宅内10m程度。1対1の通信が基本。携帯では非接触ICを使ってペアリング可能。「iアプリタッチ」など。
●WiFi:無線LAN。基本はIEEE 802.11a/b/gでWi-Fi Allianceによって認定された機器につく。セキュリティ用にWPAなど。多機器通信可能。速度54Mpbs。距離200m。ゲームのように近くの機器と通信しやすい。
●WiMAX:無線LAN。IEEE 802.16xなど従来の無線LANとは異なる中長距離エリアをカバーする無線通信規格。多機器通信可能。速度40Mbps(下)/10Mpbs(上)。通信距離は2km。
●携帯:7.2Mbps(下)/5.7Mbps(上)。距離3km。
ゲームで簡単に通信できているWiFiが便利で大勢か。

2010年1月29日金曜日

新・新興国

新・新興国のボリュームゾーンをにらんだビジネスが旺盛だ。この総をBOPと呼ぶらしいがその定義は「1人当たりの年間所得が3000ドル以下の世帯」である。(世界資源研究所というところがつけたらしい)

これらのターゲットに対しての商品の原点は「現地化」。
成長性と収益性だけでなく、地元社会と共に成長していくという考えを伴った新しいビジネスモデルである。CSRの観点からも、企業ブランディングに非常に有効。

日用品大手のユニリーバ(英蘭)は、インドで小分けしたシャンプーや石鹸を約4万5000人以上の現地女性たちが農村部で戸別販売したり、スズキ(日)は1982年に参入したインドで、自動車会社「マルチ」と国営企業「マルチ・スズキ・インディア」を設立している。一見は先進国が新興国の市場を独占でなく共有していく方法に見える。

2010年1月27日水曜日

25%

温暖化ガスの削減目標を国連気候変動枠組み条約事務局に提出した。
2020年までの温暖化ガスの削減目標について「すべての主要国による意欲的な目標の合意が前提」との条件付きで、1990年比25%削減である。
世間の評判では25%だと数兆円規模の投資・散財が必要といわれているので、政府の強行姿勢にもみえる。なぜそこまで拘るのだろうか。
世界でのリーダーシップをとりたい皮算用と経済発展のための投資分野を明確にする為か。しかし世界的にみても先日のCOP15での各国の反応は冷淡だった。まさに「勝手にやれば」的な雰囲気だ。まだその段階であるのに提出したのは模範を示そうという意図か。調整が苦手だから自分の思うようにやってみます的な雰囲気だ。
ただ、たとえ25%に成功したとしても世界的にみれば削減量は猫のひたいほど。発言力は強くないし、経済的には環境技術は発展していると思われるが、それが世界に使われる技術になっているかどうかは不透明だ。今でも日本でしか通用しない技術が幅を利かせているのだから。
この国連提出をうけ地球温暖化対策基本法案が審議され可決施行される。

2010年1月26日火曜日

宜野湾市

宜野湾市の市長選挙。米軍基地市内移転の反対派当選。
「(選挙結果を)斟酌しなければならない理由はない」(平野官房長官)
「名護市民の選択は一つの意思だと受け止める。我々はゼロベースで臨みたい」(鳩山首相)
「ゼロベースの検討」=辺野古案を排除しない(辺野古案が有力)

当選した稲嶺氏は民主党が推薦。
鳩山首相は衆院選で「県外・国外移設」を公約

いわゆる何枚舌というものか。

2010年1月25日月曜日

辺野古の米軍基地

 当   18,000 稲嶺
17,000 島袋
沖縄県宜野湾市長として稲嶺進氏当選。
沖縄県の米軍普天間基地(宜野湾市)の移設受け入れは拒否の方向に。
ある程度予想されていた事かもしれません。市というよりも沖縄県全体、または日本全体の大多数意見でしょうか。もっとも民主、共産、社民、国民新など推薦というのだから政治家もそちらを選ぼうとしていることは明らかです。賛成の立場。
では基地はどうするのか。普天間全面返還は1996年に日米両国で合意済みの内容。また昨年合意したまた海兵隊要員8000人のグアム移転。このままいけば現在の位置に固定化が妥当であろうか。古くても使えるようにするのが仕事ともいえる。もしくは横須賀あたりに移す。固定化および現状の基地削減にまでつながれば国民も納得なのではないか。

2010年1月24日日曜日

各国の軍事費

Military Balanceより引用

中国が圧倒的に多くなってきている。勿論世界の中心を狙っているのだから当然ですね。で一方で、日本はというと、GDP比でいうと確かに少ない。ただし総額や総兵士数でみるとUKとほぼ同等なのである。ここまで費用や役務を費やしているというのにUSAとの同盟もまだ必要なのだろうか。思いやり予算の年間数十億ドルで核の傘を得るというのは一見節約になっているかもしれない。しかし被爆国として「核で守ってます」と公言することでどれだけ世界の同意が得られるかは疑問だ。

2010年1月23日土曜日

レントシーキング

【rentseeking】
企業による(独占)レント獲得・維持のための活動をいう。
他企業の参入を阻止する行動や,政府による参入規制または輸入制限政策を実施・温存させるための政治的活動等が典型的。これらの多くは社会的な資源の浪費となる。

JALが会社更生法を適用して再建されるようだ。再建するためには銀行の債権放棄が行われる。銀行は大変だ。。と思いつつもその銀行が負担する債権放棄の原資はどこからくるかというと、市民が預金しているお金から、もしくは金利から支払われる。日本全国でちょっとぐらいさげても分からないだろうという事だ。まぁ税金みたいなもんですね。その税金を使って適当な経営をしていた私企業のJALが救済されるのだ。大義は全国民の利益に通じるという事が取り上げられるが本当にそうだろうか。
国内の大手航空企業はJALとANA。ANAは企業努力して経営を安定し、サービスを提供している。それもANAの方が固定費(給料)も安いはず。そんな努力をしている企業よりもJALのようなところが税金を使って救済されるのである。企業努力なんて政治の気分ひとつで変わるというようなもんだ。こんな日本社会で誰が努力しようというのか。
私たちの生活は人の生産的な活動・努力によって生み出されている。政治の目をうかがいつつその無益な活動に力を注ごうとも何も生み出さない。しかも国際社会といいつつ外国と競争する中で置いていかれるのは当然の事だろう。

2010年1月20日水曜日

2010年経済

世界のGDP成長率予測は2009年の-2.2%から2010年には2.9%になるという。それに対して日本のGDPは-5.2%→1.5%。いかに遅いのかと日本の政策が疑われる。世界の先進国でこれほどまでに成長率がおそいのはない。ここには制度政策的な問題がある。加えて2020年にむけてCO2の25%削減。これも他の国からは勝手にやればという雰囲気だ。それもそのはずで途上国にとってのメリットが全く示されていないのだから、こちらに迷惑がかからないんだったら勝手にやれば。でも世界的な環境は変わらないと思うと。といわれているようなものだ。
また先日には減反政策がニュースになっていた。戦後の減反政策は元々GHQによって行われた反共産政策として、農地改革(農地解放)により自作農が増えたこと。それによって米の供給過剰状態になった事。また食生活の欧米化が進んだことが原因である。最近では人口減少がその理由として加えられることが多いが、それならば世界的な食料不足と反して食料自給率を下げている現状を解決するべきであるし、人口が減るならば国会議員ももっと減らすべきだ。単なる官僚の発言の代替であるならばいらない。

2010年1月19日火曜日

主に精米した際にでる果皮など。米の場合は「米糠」。

【食品として】
要素として油分が多く、栄養価が高いため、応用として油やぬか漬けに使用される。
精白せずに玄米や全粒粉として、糠ごと穀物を食べる。

【洗剤として】
米糠は洗剤としても広く用いられる。米糠に含まれるγグロブリンというタンパク質が界面活性剤の機能を持ち、布袋に包んで、柱や床を磨き上げるなどの掃除にも利用可。

【何故精米するか?】
糠を取り除いて白米にする作業を精白と呼ぶ。主な目的は、米の消化吸収を助け、食味を良くするため。玄米の外周部分約7~10パーセントを削り落とし、元から90~93%程度となる。

(食品 100 g あたり)
玄米     精白米
エネルギー   350kcal     356kcal
たんぱく質   6.8g     6.1g
脂質      2.7g     0.9g
炭水化物    73.8g     77.1g
ナトリウム   1mg     1mg
カリウム    230mg     88mg
カルシウム   9mg     5mg
マグネシウム      110mg     23mg
リン      290mg     94mg
鉄       2.1mg     0.8mg
亜鉛      1.8mg     1.4mg
銅       0.27mg     0.22mg
マンガン    2.05mg     0.80mg
β-カロテン当量1mcg     0
ビタミンD    (0)     (0)
ビタミンE    1.4mg     0.1mg
ビタミンK    (0)     0
ビタミンB1        0.41mg     0.08mg
ビタミンB2    0.04mg     0.02mg
ナイアシン        6.3mg     1.2mg
ビタミンB12   (0)     (0)
葉酸       27mcg     12mcg
パントテン酸    1.36mg     0.66mg
ビタミンC    (0)     (0)
食物繊維        3.0g     0.5g

2010年1月16日土曜日

人工透析

腎不全に陥った患者が尿毒症になるのを防止する「老廃物除去」「電解質維持」「水分量維持」を行う治療行為。尿毒症は拒食症と活力の低下、知力減少と昏睡、線維性心膜炎、血液、性器および骨格など多くの身体組織の機能障害をひきおこす。

【腎機能と糖尿病】
腎臓は、左右それぞれ約100万個のネフロン(腎小体とそれに続く1本の尿細管からなり腎機能を表す単位)によって構成され、この組織が尿の生成、細胞外液中の水や電解質等の濃度を調節する働きを持つ。糖尿病になると腎不全の合併症を引き起こす確率は50%。全国で糖尿病と強く疑われる人の数は2210万人、人口の20%はその疑いがあると言ってよい。この腎不全の場合、身体の壊死を防ぐためには血液透析を行う

【透析方法】
患者に2本のカニューレを挿入し、血液を体外へ導出して限外濾過と溶質除去を行う。基本的に週に3回の通院が必要。毎分100~250mlという大きな血流量が必要。毎回3~5時間程度。また、生体腎では週168時間かけておこなわれる体内浄化を、血液浄化療法では極短時間に行うため、急激な電解質変化と蓄積した尿毒症性物質の急激な減少により不均衡症候群を生ずることもある。

【食事療法】
腎不全になると尿の出が悪くなり、飲食したものは体にどんどん溜まる。たとえば水をたくさん飲むと尿にならず、体にたまっていき心臓などに負担がかかる。またカリウムを多く含んでいるものをたくさん食べると血中のカリウム濃度が上昇していき通常の2倍程度に上昇すると不整脈などの危険な症状が現れます。食事の習慣として、タンパク質や十分なエネルギーの摂取はもちろんのこと、塩分、水、カリウム、リンなどの制限が必要になる。
良質タンパクの摂取:体重1kgあたり約60g程度/日
肉、魚、牛乳、鶏如、大豆をとる事。(アミノ酸のが多いのが理想)
カリウム制限:2,000mg以下/日
ドライフルーツ、生野菜、果物、芋類、肉類に多い
水溶性であるため、水にさらす。野菜は煮る、ゆでる、炒めると減る。
リン制限:800~1000mg以下/日。
タンパク質の多い食品(牛乳、乳製品、肉、魚、卵類)に多いが
どの食品にも含まれている。食べすぎ注意。
カルシウム摂取:
透析をするとカルシウムも無くなる。
牛乳はカルシウムが多いがリンも多いので注意。
低リンミルク、活性型ビタミンD3製剤等を活用。
塩分制限:6g/1食以内。
塩分をとると水分が欲しくなるので制限する。

2010年1月15日金曜日

ホワイトカラーエグゼンプション

ホワイトカラー労働者(事務など)に対する労働時間規制を適用免除。
労働時間に応じた賃金の支払いの強制や、一定の時間を超えた超過時間についての割増賃金の適用義務化がなくなるので企業にとってはコスト削減になる。

○経団連の提言
・除外内容
労働時間・休憩・休日・深夜業の規制からの除外
・賃金控除
遅刻・早退・休憩時間に関する賃金控除は行わない。欠勤は賃金控除の対象

○労働者のメリット
「時間・場所に囚われず自分のペースで仕事ができる」
「趣味や勉強や家族と過ごす時間などを柔軟にやりくりできる」
「成果を早期に達成すれば自由時間が増える」
○労働者のデメリット
長時間労働を助長する。残業強制をうける。

○雇用主のメリット
達成すべき成果をもとに時間という概念を考えないで人員配置などの経営計画をたてやすくなる。
○雇用主のデメリット
賃金価値での労働市場が活性化する。能力の高い人には高賃金が必要。

○各国の適用対象者。
・アメリカ:「ホワイトカラー要件」「俸給要件」「職務要件」の3つの要件を満たすこと。また年収が10万ドル以上の場合には必要要件が緩和される。具体的には管理職、自由裁量、高度な専門職、教師や法律業務・診察業務開設のライセンス職種。週給455ドル相当以上の賃金。
・ドイツ :適用除外要件として、管理職であり労働者の解雇採用権を持っていること。適用除外対象者は全労働者の2%。
・フランス:適用除外要件は管理職であること。また、労働時間や日数を法律で制限している。
・イギリス:適用除外要件は自由裁量権があり、幹部クラス・高度な専門職である事。また、適用除外労働者であっても法定労働時間に関する規制は適用される。

○予見
アメリカでは制度を悪用した違法な適用除外のケースが多発し、多くの集団訴訟が起きていること、日本での成果主義がうまく行っていると認知されていないこと、名ばかり管理職がいる、などから日本での適用は企業側のメリットが遇される実質的な賃金カットにつながるであろう。

2010年1月13日水曜日

沖縄密約事件

別名:西山事件。1971年の沖縄返還協定にからみ、取材上知り得た機密情報を国会議員に漏洩した毎日新聞社政治部の西山太吉記者らが国家公務員法違反で有罪となった事件。

1971年佐藤栄作政権下、米ニクソン政権との沖縄返還協定に際し、公式発表では米国が支払うことになっていた。しかし、実際には日本政府が肩代わりして米国に支払うという密約を行っていた。地権者に対する土地原状回復費は400万ドル。
この情報を毎日新聞社政治部の西山太吉は女性事務官から聞き出し社会党議員に漏洩した。
一審判決。西山は無罪となり、女性事務官は懲役6ヶ月、執行猶予1年の刑を受けた。
二審判決。西山に懲役4月執行猶予1年の有罪判決。西山記者側が上告。
最高裁。1978年、上告棄却。西山記者の有罪が確定。

【実は3000万ドルから6億ドル】
当時の福田蔵相とケネディ米財務長官はの密談では、日本は米国の施設引き渡し費用および、終戦直後の対日経済援助への謝意として、3000万ドルを支払っている。また会談では、有事の核持込と3億~6億ドル(1億ドル近くは米連邦銀行に無利子ドル預金とか、一部記録文書では1億8700万ドルとか)の支払いで妥協していた。400万ドルは、ほんの一部であった。1億ドルは現在の価値で300億ドル程度だ。それが思いやり予算、3兆円のグアム移転予算へも続く。

【ノーベル平和賞】
佐藤栄作はこの沖縄返還への貢献が評価されノーベル平和賞を受けている。

【アメリカ国】
アメリカ合衆国では、2010年、密約の存在を示す文書については機密解除され、アメリカ国立公文書記録管理局にて公文書として閲覧可能となった。日本政府は文書の存在を否定している。

2010年1月10日日曜日

日米地位協定

今年2010年に日米地位協定の改定から50周年を迎える。
江戸時代後半から始まったと思われる日本と米国の関係で主なものは、
1853年 ペリー来航
軍艦4隻を率いて日本に開国を迫る。
2本の白旗を日本政府に渡し国際関係のルール(西洋文化のルール)を
押し付けに来た。
1941年 大東亜戦争
第2次世界大戦。日本の侵略戦争によるものか?米国のエネルギー封鎖
に対する必然か。
1952年 日米安全保障条約
国連を挟まず2国間の関係として結んだ不平等条約。在日基地の確認、核確認。
背景には東西冷戦やベトナム、朝鮮戦争がある。成立背景を考えるならば、
時限的条約であるべきだ。
1960年 日米地位協定
日米安保、日米行政協定の再確認。在日米国人に対する特権の許諾。
1972年 沖縄返還
当時で数百億ドルのお金、核持込密約、思いやり予算、輸出規制
などの条件と交換に沖縄を取り戻す。お金で解決するのであれば良いが、
その後の継続的な一方的不平等はいかがなものか。
1985年 プラザ合意
竹下登が総理になる事を目論見結んだ合意。円高10%以上を市場介入により
誘導する。その後のバブル経済及び破綻を引き起こす。20年来の日本経済
停滞の原因である。
今後の日本は暴力的戦争の結果成立っている現在の日本と米国の関係を一つ一つ解消していくべきだ。日米安保、普天間基地の移設、対日要求条項などが率先すべき議題ではないだろうか。そしてその後にガキ大将といじめられっ子の小学生的な関係がやっと対等になるのではないだろうか。もちろんその後北方領土に代表される旧ソ連との関係も戦後処理として残っている。

2010年1月8日金曜日

派遣村

公設派遣村とは2009年12月28日から2010年1月4日まで国と東京都によって国立オリンピック記念青少年総合センターに設営されていた派遣村。2008度の年越し派遣村と同等の利用者数を想定して500人分の寝床を用意していたものの、実際の利用者数はそれを大きく上回り急遽隣接する施設を開放する事になった。利用者数は最終的に833人。利用者の大半が派遣村終了後の生活の目処が立っておらず、彼等を救済することを目的として臨時の宿泊施設を2週間開放している。その公設派遣村の住民に対し、東京都は6日、宿泊施設外への仕事探しの交通費などとして全員に2万2千円を一括支給したが、利用者562人のうち、約200人が東京都が禁じた無断外泊。東京都は「利用中は生活再建に専念してもらう必要がある」として無断外泊を禁止していた。また、一部の利用者が就活費を酒代やたばこ代に充て、施設内で禁止されている飲酒を行い退去処分になった。2万2千円がそのまま持ち出されたのか生活が再建されたのか。このことについて、昨冬の派遣村の実行委員らでつくる年越し派遣村が必要ないワンストップ・サービスをつくる会は「現金を持ち慣れていない人が多いだけに、一括ではなく2~3日分ずつ渡すなどの配慮が必要だった」と指摘しているが、「細切れの支給は入所者に不便」と意見したのも同会である。

2010年1月7日木曜日

電子商取引

■通称eコマース
インターネットや専用線のようなコンピュータネットワーク上での電子的な情報交換によって、商品やサービスを分配したり売買したりすること。

場所としての土地が電子空間に置き換わるのメリットがある。
・実店舗を持つコストが節約
・流通段階が省略できる
・地理的に不便な地域でも世界市場を相手にできる
結果として、
・低価格で商品が購入できる
・開業が容易
となり多様な商品が開発され登場してくる。

逆にデメリットとして挙げられるのは、
・モノが触って見れないこと。
・支払いと商品の取得に時間差がある事。
・回線やシステムトラブルリスクが大きい

■コンテンツマネージメントシステム(CMS)
EC-CUBE
株式会社ロックオン(大阪府大阪市)が開発。
osCommerce
国際的なオープンソース・コミュニティで開発。
ワイズカート
株式会社エンターテック(東京都新宿区)が開発。
Access Shop
株式会社アドテクニカ(静岡県静岡市)が開発。
Color Me Shop! pro
株式会社paperboy&co.(東京都渋谷区)が開発。
Make shop
GMOメイクショップ株式会社(東京都渋谷区)が開発。
MobileController
イーバンクシステム株式会社(東京都港区)が開発。

2010年1月6日水曜日

2030年の日本人口

全国の平均世帯人員は2人
単身世帯が50%、高齢者世帯割合が30%
特殊出生率は1.1
人口は11,500万人、2100年で4500万人ぐらい。先進国ではイタリアより少なく、スペインぐらい。
スペイン人の労働時間はEU内で第1位。GDPは世界10位。失業率は15%。保守政党の国民党と、中道左派のスペイン社会労働党の2大政党制をとる。社会主義と資本主義の両立は続くか。

2010年1月4日月曜日

去年までの気温

月別の平均気温。何月が寒いのか?

GPGPU

環境の影響か部分最適化が進みすぎた影響か。資産を有効に活用しようと動きが顕著になってきている。数年前ぐらいからPCの中にある資産活用の方法としてGPGPUが一般にも広がってきた。GPGPUとは General Purpose on GPU の事でグラフィックスエンジンをCPUが行っているような計算にも活用しようとする動きである。
特に90年代中盤以降は3D描画性能が劇的に向上し、それに伴い行列演算を中心としたSIMD演算機の色彩が強くなってきた。GPUは膨大な行列計算の様な単純なデータを一度に大量に処理する事に特化している。逆に分岐処理などがCPUに比べかなり苦手であり、オフィススイートのようなアプリケーションに直接貢献することはあまり期待されていない。
具体的にはGPUの浮動小数点演算能力は2005年頃に100GFLOPSをオーバーした一方で、CPUの浮動小数点演算能力は頭打ち状態にあり、2007年時点で数十GFLOPSの水準に留まっている。
その理由はGPUの構成が単純である事なのだ。故に、CPUと比べて性能比で安価かつ成長の伸び率が高い。RISCとCISCの競争にもあったように単純なものの方が将来的に伸びる可能性が高い。GPGPUの将来的な応用として、「超並列ベクトル計算」「大局的なデータ処理」「物理シミュレーション」「AI」などに活用していく流れがあるようだ。そのうち一般のプログラミングユーザーが殆ど意識する事なくGPUを活用できるようなエンコーダーなりが出てくるだろう。