「自由」
・心のままであること。思う通り。自在。古くは、かって気ままの意に用いた。
威福自由なり。
・(freedom; liberty)一般的には、責任をもって何かをする事に障害(束縛・
強制)がないこと。自由は一定の前提条件の上で成立しているから、無条件的
な絶対の自由は人間にはない。自由は、障害となる条件の除去・緩和によって
拡大するから、目的のために自然的・社会的条件を変革することは自由の増大
である。この意味での自由は、自然・社会の法則の認識を通じて実現される。
・社会的自由。社会生活で、個人の権利(人権)が侵されないこと。歴史的
に成立している重要なものに、市民的自由と政治的自由がある。前者は企業の
自由、契約の自由、財産・身体の自由、思想・進行の自由、言論・集会・結社
の自由などを指し、後者は参政権そのほか政治的目的のための行動の自由を意
味し、両者ともそれらに対して国家権力その他の干渉がないことを意味する。
・意思の自由。
・倫理的自由。カントにおいては、意思が感性的欲望に束縛されず、理性的
な道徳命令に服することで、自立と同義。サルトルにおいては、人間は存在構
造上自由であり、したがって常に未来の選択へと強いられており、それ故自由
は重荷となる。
「広辞苑」
サルトル(1905-1980)
「人間は自由という刑に処せられている」「実存は本質に先立つ」
自由とは、自らが思い至って行った行動のすべてにおいて、人類全体をも巻
き込むものであり、自分自身に全責任が跳ね返ってくることを覚悟しなければ
ならないものである。このようなあり方における実存が自由である。
・心のままであること。思う通り。自在。古くは、かって気ままの意に用いた。
威福自由なり。
・(freedom; liberty)一般的には、責任をもって何かをする事に障害(束縛・
強制)がないこと。自由は一定の前提条件の上で成立しているから、無条件的
な絶対の自由は人間にはない。自由は、障害となる条件の除去・緩和によって
拡大するから、目的のために自然的・社会的条件を変革することは自由の増大
である。この意味での自由は、自然・社会の法則の認識を通じて実現される。
・社会的自由。社会生活で、個人の権利(人権)が侵されないこと。歴史的
に成立している重要なものに、市民的自由と政治的自由がある。前者は企業の
自由、契約の自由、財産・身体の自由、思想・進行の自由、言論・集会・結社
の自由などを指し、後者は参政権そのほか政治的目的のための行動の自由を意
味し、両者ともそれらに対して国家権力その他の干渉がないことを意味する。
・意思の自由。
・倫理的自由。カントにおいては、意思が感性的欲望に束縛されず、理性的
な道徳命令に服することで、自立と同義。サルトルにおいては、人間は存在構
造上自由であり、したがって常に未来の選択へと強いられており、それ故自由
は重荷となる。
「広辞苑」
サルトル(1905-1980)
「人間は自由という刑に処せられている」「実存は本質に先立つ」
自由とは、自らが思い至って行った行動のすべてにおいて、人類全体をも巻
き込むものであり、自分自身に全責任が跳ね返ってくることを覚悟しなければ
ならないものである。このようなあり方における実存が自由である。
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