2011年2月16日水曜日

ブブゼラ

ブブゼラ(Vuvuzela)は、南アフリカの楽器。


2010 FIFAワールドカップでは世界各国のサポーターがブブゼラを吹き鳴らして応援し、スタジアム全体にブブゼラの音が鳴り響く様子はこの大会の象徴的な場面となった。また、テレビ中継等で南アフリカの楽器として紹介され、日本においても広く認知されるところとなった。
南アフリカの教会「ナザレ・バプティスト・チャーチ」の創始者Isaiah Shembe師が1910年頃にレイヨウの角を用いて開発したという説がある。当時はサッカーの試合で用いられるのではなく、同教会の信徒が祈りを捧げるときに吹き鳴らしたという。1980年代には、ダーバンにあるサッカークラブアマズールFCのサポーターたちがスタジアムで管楽器を吹き始め、その後、カイザー・チーフスFCのサポーターなどヨハネスブルク周辺に広がったという。

ブブゼラは非常に大きな音が出る楽器で、騒音性難聴を引き起こす可能性がある。
2010 FIFAワールドカップの組織委員会は大会開幕直前にブブゼラの騒音に関する調査を行い同委員会会長が「非常時のアナウンスをかき消したり、国歌斉唱の際に非礼にあたる可能性がある」と懸念を表明したが、使用を禁止する措置は講じられなかった。その結果、大会2日目までは国歌斉唱時にも吹き鳴らされたが大会3日目以降は国歌斉唱時にブブゼラはほとんど吹かれなくなった。

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