呉善花
[目次]
1. 日本文化の基礎 日本人の「曖昧さ」の根にあるもの
来日外国人が辿る日本理解の共通プロセス
日本人の距離感を表す「察する」という文化
恵まれた風土と地理的な条件
「前農耕アジア的日本」の時代が特異性を生んだ
強大な専制権力を必要としなかった日本
日本人の集団性を生んだ地形
霞がかって溶け合う風景
2. 日本人はなぜ旅に出るのか
日本語の「旅=たび」の語源
どうして混雑の中、旅館に泊まるのか
「東海道五十三次」の旅
聖地巡礼としての旅
中国人は露天風呂が苦手?
3. 「美の大国日本」はいかにして生まれたか
欧米、アジアと異なる日本人の美意識の基準
時代とともに変化するいけばなの様式
日本文化の起源は縄文時代にあった!?
4. 日本人はなぜ微妙な歪みを愛するのか
縄文時代まで遡る日本文化の起源
やきものは魂で鑑賞する
神様になった朝鮮陶工
中国、朝鮮半島にはない法隆寺の伽藍配置
5. 日本の職人はなぜ自然の声に耳をすますのか
自然と人間を一体と考える
頭ではなく身体で刀を打つ
和菓子で最も大切なのは季節感
ハイテクに使われている意外な伝統技術
6. 世界で一番平等で安全な社会を築いた国はどこか
物事の自然はあり方を母型とする
なぜ列にきちんと並ぶのか
世界が見習うべき、日本文化の未来性
7. なぜ日本人は穏やかなのか
日本人の倫理道徳は乱れているように見えるが…
太陽の光で妊娠する神話が意味するもの
ヤポネシアとしての日本
8. 日本はいかにして「アジア文明の博物館」となったのか
岡倉天心とフェノロサ
「柔和な単純さ」と「浪漫的な純粋さ」
雪舟の水墨画は「山水を師とす」
日本のみに残る、アジア文化の標本
9. 日本語はなぜ「受け身」を多用するのか
「泥棒に入られた」は日本語独特の表現?
責任は私にあるという発想
「君を恋する」と「君に恋する」の違い
10. なぜ日本庭園にいると想像が膨らむのか
石組みのルーツはどこにある?
象徴的小宇宙を展開する
作庭者の見立ての妙を味わう
11. なぜ日本には武士が生れたのか
王権が弱かった日本と強かった中国・朝鮮
個人の信頼関係で結びつく封建的主従関係
商業と産業技術が大きく発展した戦国時代
日本人の「藩意識」
資本制社会を準備した封建社会
12. 天皇はいかにして日本社会に平等をもたらしたのか
武士も天皇を尊重していた
「工」と「商」は天皇の領域であった
「国民総受け身」のシステム
13. 世界的な課題としての「日本風」
「日本風に恋する」世界的なブーム
花鳥風月、草木虫魚の自然観
ソフトアニミズムの世界
日本的な自己のあり方
環境の変化に自動的に応じる日本型システム
[目次]
1. 日本文化の基礎 日本人の「曖昧さ」の根にあるもの
来日外国人が辿る日本理解の共通プロセス
日本人の距離感を表す「察する」という文化
恵まれた風土と地理的な条件
「前農耕アジア的日本」の時代が特異性を生んだ
強大な専制権力を必要としなかった日本
日本人の集団性を生んだ地形
霞がかって溶け合う風景
2. 日本人はなぜ旅に出るのか
日本語の「旅=たび」の語源
どうして混雑の中、旅館に泊まるのか
「東海道五十三次」の旅
聖地巡礼としての旅
中国人は露天風呂が苦手?
3. 「美の大国日本」はいかにして生まれたか
欧米、アジアと異なる日本人の美意識の基準
時代とともに変化するいけばなの様式
日本文化の起源は縄文時代にあった!?
4. 日本人はなぜ微妙な歪みを愛するのか
縄文時代まで遡る日本文化の起源
やきものは魂で鑑賞する
神様になった朝鮮陶工
中国、朝鮮半島にはない法隆寺の伽藍配置
5. 日本の職人はなぜ自然の声に耳をすますのか
自然と人間を一体と考える
頭ではなく身体で刀を打つ
和菓子で最も大切なのは季節感
ハイテクに使われている意外な伝統技術
6. 世界で一番平等で安全な社会を築いた国はどこか
物事の自然はあり方を母型とする
なぜ列にきちんと並ぶのか
世界が見習うべき、日本文化の未来性
7. なぜ日本人は穏やかなのか
日本人の倫理道徳は乱れているように見えるが…
太陽の光で妊娠する神話が意味するもの
ヤポネシアとしての日本
8. 日本はいかにして「アジア文明の博物館」となったのか
岡倉天心とフェノロサ
「柔和な単純さ」と「浪漫的な純粋さ」
雪舟の水墨画は「山水を師とす」
日本のみに残る、アジア文化の標本
9. 日本語はなぜ「受け身」を多用するのか
「泥棒に入られた」は日本語独特の表現?
責任は私にあるという発想
「君を恋する」と「君に恋する」の違い
10. なぜ日本庭園にいると想像が膨らむのか
石組みのルーツはどこにある?
象徴的小宇宙を展開する
作庭者の見立ての妙を味わう
11. なぜ日本には武士が生れたのか
王権が弱かった日本と強かった中国・朝鮮
個人の信頼関係で結びつく封建的主従関係
商業と産業技術が大きく発展した戦国時代
日本人の「藩意識」
資本制社会を準備した封建社会
12. 天皇はいかにして日本社会に平等をもたらしたのか
武士も天皇を尊重していた
「工」と「商」は天皇の領域であった
「国民総受け身」のシステム
13. 世界的な課題としての「日本風」
「日本風に恋する」世界的なブーム
花鳥風月、草木虫魚の自然観
ソフトアニミズムの世界
日本的な自己のあり方
環境の変化に自動的に応じる日本型システム
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