2011年4月24日日曜日

税金による人件費

公務員の人件費は一人当たり900万円にも上る。
通常の給与費だけでも650万円相当。
一方の民間は450万円程度だ。
この差の理由をどこに考えるのか?
公務員が民間に比べて高品質な公共サービスを提供しているようには見えない。
国家による搾取ととるべきか。

基本的な課題は高齢者雇用問題



若者の雇用機会の喪失



高齢者の人件費増大



給与カーブの見直し



民間と差の無い給与決定迅速化






平成22年度


国家の人件費 国家公務員人件費合計 51,795 億円
給与費 38,048 億円
共済組合負担金 9,773 億円
退職手当 3974 億円
国家公務員人数 58.2 万人
国家公務員一人当り 890 万円
議員歳費

議員秘書手当て
7,484 億円
国会議員人数 712
国会議員一人当り 11 億円
義務教育国庫負担 16,371 億円
地方公務員の人件費 217,000 億円
地方公務員人数 237.7 万人
地方公務員一人当り 913 万円
総合計 292,650 億円

※財務省公表資料、主計局ファイナンスより。

2011年4月23日土曜日

栄養補助食品の比較

こうしてみると元祖カロリーメートは優秀。
イオンのライトミールもかなり良い、コストパフォーマンスは最上。

商品名 カロリーメイト
(チーズ)
カロリーバランス
(チーズ)
ライトミール
ブロック(フルーツ)
メーカー 大塚製薬 ヘテ イオン
重量 80g 76g 81g
エネルギー 400kcal 330kcal 400kcal
タンパク質 8.4g 4g 6.3 g
脂  質 22.2g 18g 21.8 g
糖  質 40.7g 38g 45.6 g
食物繊維 2g 2.5 g
ナトリウム 370mg 200mg 321 mg
カリウム 170mg 84 mg
カルシウム 200mg 200mg 200 mg
2.5mg 2.2mg 3.4 mg
マグネシウム 50mg
リ  ン 100mg
ビタミンA 225μg 210μg 270 μg
ビタミンB1 0.5mg 0.3mg 0.6 mg
ビタミンB2 0.6mg 0.36mg 0.6 mg
ビタミンB6 0.5mg 0.45mg 0.8 mg
ビタミンB12 1μg 1.2 μg
ナイアシン 5.5mg 3.9mg
パントテン酸 2.8mg
葉  酸 100μg 75μg 100 μg
ビタミンC 40mg 16.5mg
ビタミンD 2.5μg 1.3 μg
ビタミンE 4mg 3.0mg 4 mg

2011年4月16日土曜日

これからの思考の教科書

酒井穣、ビジネス社

思考してイノベーションを生むために。
ロジカル、ラテラル、インテグレーションを方法として思考する事。
ロジカルに物事を捉え結論を導く事は必要不可欠であり、組織の人間が効率よく動けるために必要。方法は論理トレーニング。
誰が考えても同じの結果が導かれる。同じ情報が手に入れられる現代では価値が低い。
ラテラルは物事を水平的に集め、関連付けを行う事。類推・ミメティックス・アブダクション。方法はTRIZ、分割・順序・相変化
インテグレーションは2項対立を解消する。対立項からメリットを抜き出し、最適解を導出する。方法は収集・言語化・関連付・再定義。

「下等な動物ほど、正確な記憶力を持っているものです。思い出すのに困難なほど結びつける力が働いている。その過程での飛躍がひらめきである」
リラックス

2011年4月13日水曜日

神の火

高村薫、新潮社

福井県にある仮想の原発に起こるテロ事件。核の時代。我々にとって原発は有益なものなのか。しかしそれは簡単なテロ事件によって安全など無いに等しい。その警告が発せられる。
いかに安全策を講じようともやろうと思えば何時でも原子炉の危険を暴発する事ができる。その暴発によっていくらの代償を払わなければならないのか。余りにも大きすぎるその代償に我々は耐えられない。

2011年4月4日月曜日

国会費用削減

国会議員が半年間で計300万円の歳費(給与)を削減し、計約22億円を東日本大震災の復興に充てる方向で固まった。
公明党が提案し、自民・民主党が相乗りした歳費削減プラン
国会議員一人当たりにすると、50万円×6で計300万円。
国会議員の歳費は月額129万4000円。歳費以外に年間600万円のボーナス、月100万円の文書交通費。
年間収入の約1割にあたる。
衆参の全国会議員が対象となるためにその額は約22億円。
そこそこかなと思っていたが、私企業の孫さんは100億円+今後の収入すべて。200億近く義捐金となるだろう。
資産からするとちょっとかもしれないが、ちょっと驚いた。それに比べて国は程度が低いのか。というよりもっと削減すべきなのだ。今の国会議員の能力が明治維新後の人たちに相当するとは思えないし、安定した社会においてその程度まで人数も要らないだろう。 東京新聞から

一方、民主党はまったく削減する気がないようだ。以下引用。
 民主党の岡田克也幹事長が打ち出した国会議員の歳費1割削減が、身内からの猛反発に遭っている。マニフェスト(政権公約)に掲げた議員定数削減のめどが立たない中、岡田氏は国会議員が自ら身を切る姿勢を示すため、今国会にも歳費カットのための法案を提出したい意向だが、党内調整は難航必至だ。
 「事務所経費や私設秘書給与など、持ち出しも多い」「定員削減がままならないから歳費カットというのは理解に苦しむ」。12日開かれた党政治改革推進本部の総会では、歳費カットへの反対論が相次いだ。
 活動費の増加が見込まれる統一地方選を来春に控えていることもあり、資金力の弱い議員を中心に歳費削減への警戒感は強い。1割削減の方針が突如示されたことから、党内には、根回しを重視しない岡田氏の党運営に対する不満もある。
 小沢一郎元代表に近い森裕子参院議員は「安易で、いきなりだ」と批判。やはり岡田氏が主導した企業献金の一部再開にも矛先を向け、「内規で自粛していたものを、何でこんな時期に大きな声で外に向かって言うのか」と突き上げた。
 総会では、論議を継続して意見集約を図ることを確認したが、歳費削減では執行部内の足並みもそろっておらず、前途は多難だ。羽田雄一郎参院国対委員長は記者会見で「唐突な話なので、紛糾するのは当たり前。ただ削減すればいいという問題ではない」と冷ややかに語った。  jiji.comから

2011年4月3日日曜日

功利主義者の読書術

佐藤優、新潮社

役に立つ本の紹介。資本主義から見通しその本質を見る書籍他国家とその間に流れる情報の読み方について知識を与える。本質を見抜きそのバックグラウンドから受肉による具体化がプラグマティズムであるという。

資本主義の本質とは何か
『資本論』カール・マルクス 向坂逸郎訳
『うずまき』伊藤潤二
『夢を与える』綿矢りさ
『資本論に学ぶ』宇野弘蔵
論戦に勝つテクニック
『山椒魚戦争』カレル・チャペック 栗栖継訳
『ふぞろいな秘密』石原真理子/『負け犬の遠吠え』酒井順子
実践的恋愛術を伝授してくれる本
『孤独の賭け』五味川純平
『我が心は石にあらず』高橋和巳
「交渉の達人」になるための参考書
『北方領土交渉秘録 失われた五度の機会』東郷和彦
『カラマーゾフの兄弟』フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー 亀山郁夫訳
『カクテル・パーティー』大城立裕
大不況時代を生き抜く智慧
『恐慌論』宇野弘蔵/『恐慌前夜 アメリカと心中する日本経済』副島隆彦
『経済学の国民的体系』フリードリッヒ・リスト 小林昇訳
『蟹工船・党生活者』小林多喜二
「世直しの罠」に嵌らないために
『邪宗門』高橋和巳
『歌集 常しへの道』坂口弘/『レッド』山本直樹
人間の本性を見抜くテクニック
『長いお別れ』レイモンド・チャンドラー 清水俊二訳
/『ロング・グッドバイ』レイモンド・チャンドラー 村上春樹訳
『死と生きる 獄中哲学対話』池田晶子 陸田真志
「沖縄問題」の本質を知るための参考書
『琉球王国』高良倉吉
『テンペスト』池上永一
再び超大国化を目論むロシアの行方
『ソビエト帝国の最期 “予定調和説”の恐るべき真実』小室直樹
『イワン・デニーソヴィチの一日』A・ソルジェニーツィン 木村浩訳
『他者の受容 多文化社会の政治理論に関する研究』
ユルゲン・ハーバーマス 高野昌行訳
日本の閉塞状況を打破するための視点
『はじめての唯識』多川俊映
『公共性の構造転換 市民社会の一カテゴリーについての探究』
ユルゲン・ハーバーマス 細谷貞雄/山田正行訳
『共同幻想論』吉本隆明
『新約聖書 新共同訳』

姜尚中の政治学入門

姜尚中、集英社新書
第1章 アメリカ
第2章 暴力
第3章 主権
第4章 憲法
第5章 戦後民主主義
第6章 歴史認識
第7章 東北アジア

アメリカ依存から東北アジアの政治・経済圏の成立へ向けて動き出すべき。
国家とは暴力・主権・憲法によって成立つ。
日本がアジア各国と協力体制を敷くには歴史認識の再構築が必要。特に戦後民主主義が繰り返される中で今変化すべきところは何かを問い直すべき。