2008年2月4日月曜日

睡眠

睡眠をとる事と、記憶。私もよく睡眠時間を気にする方だと思う。できるだけ起きていて情報を探していたいタイプであるが、実際はそうも行かない。
先日、脳科学者の池谷氏の講演をウェブで拝見したところ、100人ぐらいの無作為の人を対象に行ったアンケートによれば、人は大体6-8時間程度の睡眠時間を望み、実際にもそれにマイナス1時間程度の睡眠時間を取得しているそうだ。しかし、これは単なる自己愛によるものであって、記憶の定着からの関係性によると、人によっては大きく異なり2-3時間でも平気な人もいるらしい。ただし、重要なのは記憶が定着したり、覚醒時に取得した情報を整理する脳の機能が働く事。なんでも睡眠時、正確には深い眠りに着くノンレム睡眠時にこそ脳は活発に活動しその役割を果たすらしい。その働きとは、記憶の定着と論理の整理、そして新しい発見を行う事。それは、ずっと起きて活動している人と8時間程度の睡眠をとった人の各種試験問題の成績や記憶テストを行う事で明らかになっているらしい。そしてそこから得られた現在の結論はというと、適度に寝る方が記憶が定着しやすく、論理の組み立てもうまく行き、芸術的な目覚めも多いとか。しかし、ひとつの条件がある。「寝る前に必要な情報をたくさんインプットしておくこと」要するに寝る前にこそたくさん勉強しろという事だ。うーんなるほど。本当にそうなのか?と立証する気はないが、寝る前の読書量を増やしてみる。