文殊菩薩、梵名マンジュシュリー。
大乗仏教の崇拝対象である菩薩の一尊。一般に智慧を司る仏とされる。
種子(密教において、仏尊を象徴する一音節の呪文(真言))はマン。ちなみに釈迦如来の種子はバク。
文殊菩薩が登場するのは初期の大乗経典、特に般若経典である。釈迦仏に代って般若の「空」を説いている。『文殊師利般涅槃経』によると、バラモンの家に生まれ、釈迦十大弟子とも親しく仏典結集にも関わったとされる。『維摩経』には、維摩居士と対等に問答を交えたとされる、智慧の伝説がある。
文殊菩薩の徳性は悟りへ到る重要な要素、般若=智慧であり、智慧から転じて知恵とも関係付けられ、「三人寄れば文殊の智恵」ということわざを生むことになった。
建州女真族の本尊とされ、その名にちなみ満洲と自称。満州の名は文殊が語源であるとされる。円仁(794年-864年、遣唐使、法華経)によって日本にも伝えられた。
三大文殊(像)
山形県高畠町・亀岡文殊堂
山梨県三珠町・表門神社
大分県国東町・文殊仙寺
京都府宮津市・文殊堂
奈良県桜井市・安倍文殊院
大乗仏教の崇拝対象である菩薩の一尊。一般に智慧を司る仏とされる。
種子(密教において、仏尊を象徴する一音節の呪文(真言))はマン。ちなみに釈迦如来の種子はバク。
文殊菩薩が登場するのは初期の大乗経典、特に般若経典である。釈迦仏に代って般若の「空」を説いている。『文殊師利般涅槃経』によると、バラモンの家に生まれ、釈迦十大弟子とも親しく仏典結集にも関わったとされる。『維摩経』には、維摩居士と対等に問答を交えたとされる、智慧の伝説がある。
文殊菩薩の徳性は悟りへ到る重要な要素、般若=智慧であり、智慧から転じて知恵とも関係付けられ、「三人寄れば文殊の智恵」ということわざを生むことになった。
建州女真族の本尊とされ、その名にちなみ満洲と自称。満州の名は文殊が語源であるとされる。円仁(794年-864年、遣唐使、法華経)によって日本にも伝えられた。
三大文殊(像)
山形県高畠町・亀岡文殊堂
山梨県三珠町・表門神社
大分県国東町・文殊仙寺
京都府宮津市・文殊堂
奈良県桜井市・安倍文殊院
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