2007年10月28日日曜日

旅は人を変えるか

最近は、少しずつ割合が減っているようだが、それでも、ここ数十年来、海外へ旅行する人は多くなっているらしい。 よく、旅行をすると人生が変わるとか言われるが、人生を変えるために皆旅行しようとしているのか、そんなに今の人生を変えたいと思っているか。何かのお祝いや節目で旅行をプレゼントしたりするのもそこを新たな楔として礎として更なる発展を願っての事。
七百万年前、アフリカのサバンナに人間は生まれた。それから人類は、食べるために旅を始めた。人々は旅をしながら自分の住み家を作り、その住処が故郷となった。故郷ができると、また再び旅をする。人は旅を続ける。旅をして原点へ戻れば、故郷を捨て移住することもある。旅をすることを通して大切なものを学ぶ。分岐点が旅の始まりなのだ。

2007年10月13日土曜日

フランシス・ベーコン

1561-1626 神学者 法律家 哲学者
「知は力なり」(Ipsa scientia potestas est)
学問の壮大な体系化を構想しつつ死す

ろう教育を最初に始めた人物。

シェイクスピアと同時代人だが、実はベーコンとのペンネームだという説もあるらしい。

『ノヴム・オルガヌム』(新機関)

現実の観察から来る帰納法を主張。偏見に満ちた思想主義を批判。
イギリス経験論

クリックの先

クリックする事で得られる知識は乏しいのではなかろうか。何も考えずに何も想像せずに次々と進んでします。自分の欲望に素直なままに、満たせてしまう。しかしそれは一時の満足にしかならず返っては将来のタネや目となるべき機会を失っているのではなかろうか。いや位階は十分にあるがそれが生きない無為な時間のみが過ぎている。WEBは辞書と同義であるとした人がいたが、正にその通りで、無目的に関係性を失ったままシソーラスを広げようとも無理があるのだ。

2007年10月11日木曜日

存在

「存在」の方法を問う新しい哲学。ハイデガーとハンナ・アレント。死を選ぶ女性を描いたジッドの『狭き門』、カミュの『異邦人』、起こらない何かを待ち続けるベケットの演劇。
ベケットが机の端に立てかけてある、ほかの書物と一緒になりながら。それに加えてアルトナン・アルトーの言う言葉を越えた所にある演劇とは何かと考える内に彼も興味を抱いていた東洋という雰囲気に引き込まれる。禅は言う、得ようとしない事こそが得る事なのだ、存在しようとしない事が、存在なのだ。

2007年10月7日日曜日

サイクル生産・再生産・清算

一人による拡大再生産は市民を蔑ろにする行為なのではないか。
アーティスト、ミュージシャン、芸術家、特に個人活動家においては
さらには、新しさ、斬新さを常に更新していく義務を負ってしまった
職業は再生産を無駄に過ごし、社会を勇気付ける役に立っているのか
という疑問が湧いてくるのだ。
そんな同一の個人がずっと活躍する必要などは無く、全ての人が
かわるがわる担当を替えれば良い。カリスマなんて言葉に寄り添って
特定の個人が同じ立場に立ち続ける必要なんてないのではないか。
それ程血縁が必要?地縁や職縁でもいいのではと感じる。
それは単なるサイクルのスピードを上げるのとは違う。
変わったものは再び同じ場所に立つかも知れないし、立たなくてもよい。
その時間、その場所、その環境で生まれた一品こそに価値があるという事
を認める意識を持つべきなのだ。

資本主義

最近ってやっぱり生き難い世の中?
何かが段々となくなっていっている。無くなる歴史が無くなる、文化が無くなる、心が無くなる。もう色んなモノが無くなる。無くなる?いやなくしている。意図的になくしてる。資本主義。無限の生産主義。どこまで続けられるのかって、それは世界中が平均化するまで続く。格差が生み出す富の再分配が資本主義の源なのである。じゃぁそのギャップエネルギーが無くなる時がその終焉となる。