神の火

高村薫、新潮社

福井県にある仮想の原発に起こるテロ事件。核の時代。我々にとって原発は有益なものなのか。しかしそれは簡単なテロ事件によって安全など無いに等しい。その警告が発せられる。
いかに安全策を講じようともやろうと思えば何時でも原子炉の危険を暴発する事ができる。その暴発によっていくらの代償を払わなければならないのか。余りにも大きすぎるその代償に我々は耐えられない。

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