1. 割引率(Discount Rate)
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将来の利益やキャッシュフローを「現在価値」に直すための利率。
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通常は 「安全資産の利回り(例:国債利回り)」+「リスクプレミアム」 で決まる。
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割引率が高いほど、将来の利益の価値は小さく見積もられるので、理論株価は下がる。
2. リスクプレミアム(Risk Premium)
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株式投資は国債などの安全資産に比べてリスクが大きいため、投資家はそのリスクを引き受ける代わりに「上乗せの見返り」を求める。
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この「上乗せ分」がリスクプレミアム。
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不確実性が増すとリスクプレミアムは上がり、結果的に割引率が上がって株価が下がる傾向がある。
3. 理論株価(Intrinsic Value)
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将来得られると期待される利益やキャッシュフローを、割引率で現在価値に直して合計したもの。
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代表的な計算方法は DCF(Discounted Cash Flow)モデル。
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例:
(簡略化したゴードン成長モデルの場合)
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まとめ(関係性)
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割引率 = 安全資産利回り + リスクプレミアム
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割引率が上がると → 将来価値を小さく見る → 理論株価は下落
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割引率が下がると → 将来価値を大きく見る → 理論株価は上昇
1. 株式益回りとは
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定義:株価に対する利益の割合
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例えばPERが20倍なら、株式益回りは5%です。
2. リスクプレミアムとの関係
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株式益回りは、投資家が株式投資から「期待できるリターン」の目安。
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一方、安全資産(国債利回りなど)は「リスクなしのリターン」。
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株式益回り − 国債利回り = リスクプレミアム と整理できます。
例:
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株式益回り = 6%
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10年国債利回り = 2%
→ リスクプレミアム = 4%
3. 実務的な意味
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リスクプレミアムが高い → 株式は割安に放置されている可能性(投資妙味あり)。
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リスクプレミアムが低い → 株式は割高か、過度に楽観されている可能性(注意)。
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ファンドマネージャーやエコノミストは、株式益回りと国債利回りの差を常に見て、株式市場全体の割高・割安を判断しています。
👉 まとめると:
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株式益回り = 株式リターンの期待値
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国債利回り = リスクなしリターン
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その差がリスクプレミアムで、株式投資の魅力度を測る基準になる。
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