ソフトバンクが発行を予定している社債型種類株式。
その特徴とは何か?
簡単にまとめると、新しい資金調達手段で、ソフトバンクは普通株式発行による希薄化を避けながら、幅広い投資家から資金を調達することを目指していると言える。
投資家にとっては、上場されて取引されやすい環境におきながら優先的に配当が受けられる。ただし普通株式の配当の方が期待値は高いだろう。
主な特徴
1. 社債と株式のハイブリッド
- 社債に似た特性と株式としての側面を併せ持つ(配当が決まっている)
2. 普通株主への配慮
- 議決権がなく、普通株式への転換権もない
- 普通株主の議決権の希薄化を防ぐ
3. 優先配当
- 普通株式よりも優先的に配当を受け取る権利がある
4. 資本としての計上
- 調達した資金は会計上、資本として計上される(自己資本率向上)
5. 一般投資家向け
- 一般募集により発行され、東京証券取引所プライム市場への上場を予定
- 個人投資家も投資可能
目的
- 既存の普通株主の利益を損なわずに自己資本を拡充する
- 健全な財務基盤を確保しつつ、成長投資の資金を調達する
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