米国経済政策 ハリス大統領候補 将来経済にどう影響？

■“物価引き下げ 最優先に”

　ハリス副大統領は、インフレ対策を最優先課題とする新政策を発表した。主な内容は以下の通り：

• 初めて住宅を購入する人に最大2万5000ドルの頭金支援
• 中間層向けに住宅300万戸の建設を目指す
• 不当な食品価格の引き上げに対する罰則を含む連邦法の制定

物価高が続く中、11月の大統領選挙では経済問題が焦点となる見込み。

■そこからインフレ抑制のための有効な政策を考えると。

• 金利引き上げ: 中央銀行が政策金利を引き上げることで、借入コストが増加し、消費や投資が抑制されること、市場に流通する通貨量が減少し、物価の上昇を抑える効果を狙う。
• 財政支出の削減: 政府が支出を減らすことで、総需要を減少させ、インフレ圧力を軽減
• 不当利益に対する規制強化: 価格を不当に引き上げる企業に対して罰則を設けることで、価格の安定を図り、消費者を保護する。

財政支出を伴う政策を目指しているので、特に規制強化が増えるのではないか。また金利の引き下げもある程度のところで抑えられる可能性がある。