Snapdragon 410

 米クアルコムは12月9日(米時間)、スマホ用の新チップセット「Snapdragon 410」を発表した。

 Snapdragon 410はその名前のとおりSnapdragon 400系列のチップセットで、プロセッサはCortex-A7。主にローエンド/低価格スマホ製品に用いられる。410はグラフィック機能が64bitに強化され1080pビデオ再生/13メガピクセルのカメラに対応する。また、3Gと4G LTEを統合化してチップセット内で処理できるようになった。

通信はWi-Fi、Bluetooth、FM、NFCのほか、GPS、GLONASS、BeiDouもサポート。また、通信チップ「Qualcomm RF360」とともに使用することで、マルチバンドやマルチモードをサポートする。RF360に対応するリファレンスモデル「Qualcomm Reference Design(QRD)」も提供されるという。

Snapdragon 410の対応OSとしてWindows PhoneとFirefox OSも挙げている。

 途上国用低価格スマホへの搭載に向けたプロセッサだが、とくに4G LTEを統合化したことは、これらの地域でも高速無線通信の普及を見込んでいるようだ。同社ではSnapdragon 410プロセッサの導入は150ドル以下で提供される携帯電話/スマホが製造可能になるとしている。メーカーへの提供は2014年前半の予定。

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