3年に1度、このテストの結果が出る度に子供の学力を巡る議論が盛り上がる。
それは、OECDによる学習到達度調査(PISA)である。
世界65カ国中、日本は読解力と科学的応用力が4位、数学的応用力が7位だった。前回よりいずれも上昇している。
「ゆとり教育」も見直しが進んで現場に落ちてきたという事か。
日本ほどの人口でこれだけの学力水準が維持されている事は誇るべき事。
ただ、本当の学力とはなにか。PISAは従来の学力テストと違って、実生活に役立つ応用力をとう問題が多い。ただしあくまでも学力の一部。
今回もアジアの国が沢山並んでいる。特に中国・上海は3分野とも突出して1位。
子供にはテストで測れない多様な能力がある。PISAに重きを置きすぎない度量が教育界には必要。
■PISAとは
OECD加盟国の多くで義務教育の終了段階にある15歳の生徒を対象に、読解力、数学知識、科学知識、(+α)を調査するもの。
コメント