『貧乏人のデイトレ金持ちのインベストメント』 北村慶 PHP


長期投資を市民に勧める本。
・格差が拡大する社会になってきている。
・その格差を埋めるのがインベストメントである。
・「年金資金運用基金」をお手本に「負けない運用」を行う方法論について述べ、豊かな市民を実践する方法。

・お金のリテラシーを身につけましょう。
・インベストメント=分散投資のベータ戦略
p35 年齢階級別のジニ係数は60歳以上で増える(0.65)。一方で再分配後のジニ係数は現役世代と同等の0.3-0.4となっているが、この所得再分配の規模がこの先維持される可能性は極めて低い。OECDの定義によると格差が無い社会と言われるのはジニ係数が0.3以下である。(厚生労働省『所得再分配調査報告書』)
p41 
コンサーバティズム(保守主義、アメリカ共和党、経済自由、信条規制)
リベラリズム(社会民主主義、アメリカ民主党、経済統制、信条自由)
リバタリアニズム(使用経済原理主義、小泉政権、経済自由、信条自由)
定年後必要になる資金は約1億円。サラリーマンは3000万円程度が不足する。
p172 ポートフォリオのボラティリティは単純な和ではなく、それより小さいルートの止まる。つまり収益は足し算で増えていくが、ボラティリティは平方根でしか増えない。ポートフォリオを使う事でリスクを抑えた負けない投資が可能となる。(ポートフォリオは無関係の資産であること)
p204 持家物件と賃貸用物件を比べるト20%程度の持家プレミアムがある。ポートフォリオ理論に基づくと住宅ロームを組んで自宅を買う事は必ずしも推奨されない投資行動である。
p209 4大ポートフォリオ資産の相関係数表。外国債権と外国株式の相関係数0.55が一番高い。国内株式と外国債権の相関係数は-0.29と低い。
p213 世界の株式をバランス良く保有するには、世界株式INDEXであるMSCI-KOKUSAIに連動した商品が良い。(年金資金運用基金の方法でもある)
p216 最終的に「円」で生活する私たち普通の市民にとっては、その運用の大半は国内の資産で運用すべきであることを忘れてはなりません。




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