「Breakfast」=「断食を破る」

朝食をほとんど食べていない人の割合は、
日本人男性は20代で21.0%、30代で21.4%、
日本人女性は20代で14.3%、30代で10.6%と低めだが、朝食をとらない人は増えている
(厚生労働省「平成21年 国民健康・栄養調査」)

最近では、「朝食抜き」の健康法を説く本は出版され続け、「朝食抜きダイエット」も話題になっている。

実際どうなのだろうか?

一方の味方として、「時間栄養学」の研究によると、半日もの長い間隔を空けて食べると、短い間隔しか空けないで食べたときよりも、体内時計がリセットされやすくなることが分かってきたという。体内時計がずれていた場合、間隔を長く空けてから食事をとれば、時計のずれを直すことができる。

マウスの実験では、インスリンの量が多くなり、インスリンから来たシグナルが体内時計のスイッチをカチャッと押すようになるようだ。


この体内時計は朝の光でも同様に行われる。光を浴びることによる朝のリセットと、長い間隔を空けて食事をとることよる夜のリセットが合わないと体の機能のピークがなくなってフラットになり、体のリズムが壊れてしまう。

昼食べてから、夜食が遅くなってしまう人は、一旦少食を7時ぐらいに食べ分けるのが良いという。

体内時計によるリズムのメリハリがないと、メリハリがあったときは食べなかったような時間にも食べるようになってしまい、それまでとっていなかった間食や夜食を食べるようになる。これが太る原因になる。

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