維新の会は自民党の補完勢力か

選挙公報を見ていると自民公認・維新推薦のような候補者がいる事に気づいた。

元々維新の会って既成政党への反対派として野党的立場だったのではないかと疑問の思ふ。

新聞各社などの世論調査によると、日本維新の会の獲得議席は40から50議席程度に留まる見通し(以前は100から120議席は取りそうだと見られていた)。自民党220議席、公明党30議席程度。民主党は100議席に届くかどうか。

第3党としての立場になるか。ただ、石原慎太郎前東京都知事の太陽の党と合併したことで、国民から維新でなくなったと思われているのではないか。

自民党の安倍氏は民主党との連携に消極的。自民党幹部らは、改憲など安倍氏と思想や考え方が近い維新の会や、公務員制度改革担当相を務めた渡辺喜美代表のみんなの党に連携を呼び掛けるだろうと見ている。総選挙で単独過半数に届く政党がない場合、「肝心なことを決めるのに過半数がいるんだったら協力する」と、政策ごとに自公政権と連合を探る考えを明らかにしている。

既成政党を批判してきた維新が自民党と組むのは根本を揺るがすのではないか。

橋下氏がこだわる「(原発を)30年代までにフェードアウト(消えていく)」させる政策も、石原氏が強く反対。憲法についても橋下氏が「憲法は権力者を縛る最後の砦」との立場なのに対し、石原氏は「それは間違っている」と憲法破棄を主張。TPPでも正反対の考え。

維新の松井幹事長(府知事)は自民の安倍氏より。衆院選の候補者選びは松井氏が中心になって行われ、候補者の大半は松井系。一方の橋下チルドレンは全体の3分の1程度とされている。

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