東アジアサミット2012

今週、カンボジアで東アジアサミットが開催されていた。

南シナ海の領有権問題と経済連携協定が議題。

領有権問題では、
アジア重視を打ち出す米国のオバマ大統領と中国が対立。
フィリピンやベトナムなどは米国派閥なので中国が孤立傾向。

経済連携ではEPAをすすめる方向。
経済連携関係の協定は複数があるがASEANで進めようとしているのはEPA。

Wikipediaによると
自由貿易協定(FTA)
特定の国や地域との間でかかる関税や企業への規制を取り払い、物やサービスの流通を自由に行えるようにする条約。
経済連携協定(EPA)
物流のみならず、人の移動、知的財産権の保護、投資、競争政策など様々な協力や幅広い分野での連携で、両国または地域間での親密な関係強化を目指す条約。
とある。ちなみに、ASEANの国々は下記。
  日経Onlineなどより引用
またASEANの域外貿易額の見積もりもあるが、経済協定による効果も試算されているようだ。
GDP(MER(市場レート))
日韓EPA交渉7,019.22億ドル
日GCC・FTA交渉7,056.64億ドル
日豪EPA交渉7,362.78億ドル
日モンゴルEPA交渉5,861.51億ドル
日・コロンビアEPA6,140.89億ドル
日中韓FTA1兆4,007.69億ドル
日・カナダEPA7,614.06億ドル
東アジア地域における広域経済連携構想1兆9,478.98億ドル
日EU・EPA2兆3,815.59億ドル
TPP(環太平洋パートナーシップ)2兆3,501.43億ドル
Wikipediaより これをみると、TPPやEUとの連携も規模はありそうだが、東アジアのEPAをすすめるのが特定の国によらない関係を築いてリスクを減らす上でもよいではないか。

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