正当な周波数割り当ては?


ソフトバンクがイー・アクセスの買収を発表した。

 発売間もない米アップルのiPhone5が、両社それぞれの周波数帯で使えるようになるため利便性が増す。国民にとっては利便性が本当に増すだろうか。ソフトバンクは2012年2月、悲願だった「プラチナバンド」と呼ばれる900MHzの周波数帯を獲得した。その後イー・アクセスも 700MHzを割り当てられた。ソフトバンクとイー・アクセスの経営統合で700MHz/900MHzの両方が使える事になる。


 公正な周波数帯割り当てを訴えてきたソフトバンクはこの割り 当てをどう考えるのか?



LTE用も
 さらに、LTE用として、ソフトバンクはiPhone5に向けて、同社が持つ2.1GHzの周波数帯を当て、今回の買収で、イー・アクセスの1.7GHz帯でもLTEサービスを提供するようになる。孫氏もおっしゃっておられるように 「au(KDDI)は2.1GHzだけだが、ソフトバンクはイー・アクセスと組んで 2.1GHzと1.7GHzの両方が使える」。両方持っている事はKDDIに対して公正ではないのではないか。

 ここに、プラチナバンドの2重割り当て。


他の国は?
 こうした場合は「欧米では一つの免許を返却するのが普通」らしい。英ボーダフォンが独マンネスマンを買収したケースだ。 両社とも通信大手で、この前年、マンネスマンは英通信会社「オレンジ」を買収していた。マンネスマンを飲み込んだボーダフォンは欧州連合(EU)における通信事業規制に抵触、結局ボーダフォンは、オレンジをフランステレコムに売却。


公正な審議とは?
  700MHz帯の割り当ては、3社に与えるために、帯域幅を15MHz→10MHzに減じた。周波数帯の取得申請を審査する総 務省電波監理審議会は、既に割り当てを決めてしまったたので手を出しにくい。総務省電波部による割り当てについての審議のやり直し、700MHz帯のイー・アクセスへの割り当てを取り消すべき。公正取引委員会の指摘が入ってもおかしくない。


会社としては
   孫社長は、、「我々(ソフトバンク)のグループに(イー・アク セスが)統合されることで、国民の共有資産である電波がより大きく活用され、より多くの人に使われる。それは良いことだと思います」「もし700MHzがドコモとKDDIのみで使われれば、決して健全な競争ではない。統合によって、700MHzの設備計画は、より大きく、早まることはあっても小 さくなることは一切考えられません」と利用拡大に自信をのぞかせた。


ソフトバンクの株価は一旦急落したあと急上昇して買収発表以前以上。国民の期待は大きいのか?


Webの記事より引用


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