▼不胎化介入
外国為替市場への介入で生じたマネタリーベースの変化を、国債などの売買で相殺する為替介入のことをいう。これは、為替介入に際して市場での外貨売買の結果、自国通貨の量が増減する場合に、自国通貨の増減を相殺するような金融調節を実施することにより、介入後も通貨量が変化しないようにする介入手法を指す。
通常、日銀が円高是正を目的に市場で円売り・ドル買い介入を実施すると、介入対象となった金融機関はドル資金と交換に円資金を手にすることになる。この場合、介入の有無によって大量の円資金が市場に出回ったり、出回らなかったりすると、市場金利を乱高下させる波乱要因となる。そのため、日銀が介入と共に、市場の円資金を公開市場操作で吸収(国債などを市場で売って介入額と同額の円資金を市場から吸収)することで、自国通貨の需給を調節し、市場金利などへ影響を及ぼさないようにする。
▼非不胎化介入
外国為替市場への介入で生じたマネタリーベースの変化を、国債などの売買で相殺せず、放置する為替介入のことをいう。これは、自国通貨の放出(または吸収)による通貨流通量の増加(または減少)を容認しつつ行う為替介入であり、公開市場操作(国債などの売りオペまたは買いオペ)を行わないため、不胎化介入より介入の効果が高いと言われる。
▼ただし、非不胎化介入の効果については、否定的な見方もある。
例えば、外国債を購入して、自国通貨を流通させた場合。マネタリーベースが増え、円安になって、い国債価格は下がって、金利は上がりそう(インフレ)だが、現在日本の金利は0%である。さらに、未来に不況が待っていると皆考えるため投資しない。投資しないなら、金利の上昇も無い(国債の価格が下がらない)。ならば、GDPは増えなくなり、もっとGDPが下がるまで不況が続く。いつになっても不況であると考えるならばこのスパイラルは終わらない。
【ISLM曲線】
IS曲線のIとは投資(Investment)、Sとは貯蓄(Saving)。
LM曲線のLとは流動性選好(Liquidity Preference)、Mとは貨幣供給(Money Supply)。
1937年、ケインズの『一般理論』の内容を図示しようとヒックスが考案した。

Wikipediaなどより
外国為替市場への介入で生じたマネタリーベースの変化を、国債などの売買で相殺する為替介入のことをいう。これは、為替介入に際して市場での外貨売買の結果、自国通貨の量が増減する場合に、自国通貨の増減を相殺するような金融調節を実施することにより、介入後も通貨量が変化しないようにする介入手法を指す。
通常、日銀が円高是正を目的に市場で円売り・ドル買い介入を実施すると、介入対象となった金融機関はドル資金と交換に円資金を手にすることになる。この場合、介入の有無によって大量の円資金が市場に出回ったり、出回らなかったりすると、市場金利を乱高下させる波乱要因となる。そのため、日銀が介入と共に、市場の円資金を公開市場操作で吸収(国債などを市場で売って介入額と同額の円資金を市場から吸収)することで、自国通貨の需給を調節し、市場金利などへ影響を及ぼさないようにする。
▼非不胎化介入
外国為替市場への介入で生じたマネタリーベースの変化を、国債などの売買で相殺せず、放置する為替介入のことをいう。これは、自国通貨の放出(または吸収)による通貨流通量の増加(または減少)を容認しつつ行う為替介入であり、公開市場操作(国債などの売りオペまたは買いオペ)を行わないため、不胎化介入より介入の効果が高いと言われる。
▼ただし、非不胎化介入の効果については、否定的な見方もある。
例えば、外国債を購入して、自国通貨を流通させた場合。マネタリーベースが増え、円安になって、い国債価格は下がって、金利は上がりそう(インフレ)だが、現在日本の金利は0%である。さらに、未来に不況が待っていると皆考えるため投資しない。投資しないなら、金利の上昇も無い(国債の価格が下がらない)。ならば、GDPは増えなくなり、もっとGDPが下がるまで不況が続く。いつになっても不況であると考えるならばこのスパイラルは終わらない。
【ISLM曲線】
IS曲線のIとは投資(Investment)、Sとは貯蓄(Saving)。
LM曲線のLとは流動性選好(Liquidity Preference)、Mとは貨幣供給(Money Supply)。
1937年、ケインズの『一般理論』の内容を図示しようとヒックスが考案した。
Wikipediaなどより
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