政治任用

維新の会の維新八策が公表された。
特に注目しているのは、

・衆議院の議員数を240人に削減

現在の国会は、立法機能は建前にしか過ぎなく、実質は官僚が作成している。

そこで、大方の議員にはやめてもらい、幹部公務員を政党の政治任用にして、実質的に選挙で選ぶことが狙い。

日本ではほとんどの職位について国家公務員試験に合格し、国家公務員としての身分を有する者の中から登用される資格任用制を中心とした仕組みとなっており、ほとんど官庁の重要な役職は公務員試験の合格者の間で占められる。公務員制度における政治任用制を導入し、重要官職については政治任用により登用する。

民主党が作った現在の「政治主導」システムは、内閣総理大臣により選任された各大臣の下に、副大臣と大臣政務官のポスト(政務三役)を国会議員が占める方法だが、官僚には歯が立たない。

官僚機構が持つ情報量にどこまで政治家が立ち向かえるかが一つの鍵。

もちろん現在の官僚から任用するのも良いが、その後の身分保証がまた課題。
フランスでは職業公務員出身者が大半を占め、基本的に退職後は職業公務員へ復帰する一方、ドイツでは職業公務員出身者が大半であるが、退職後には元の職場には戻らないことが多い。

日本にあった方法とはどこか、これから。



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