日本の競争力、10位に後退

 大企業が加盟する世界経済フォーラムは5日、世界144カ国・地域を対象とした2012年版の世界競争力ランキングを発表、日本の総合順位は10位と前年から1ランク後退した。
 政府債務残高に関する評価が前年に続き最下位となったほか、電力供給不安などが響いた。
 首位の座はスイスが4年連続で堅持、米国は前年の5位から7位に下がった。
 
 日本は「発明性」「製造プロセスの先進性」「国内サプライヤー数」などが首位となり、製造業は強い。
 一方で「国内総生産(GDP)比の政府債務残高」が最下位となり、「(日本の)マクロ経済環境の深刻な弱点」と指摘。福島原発事故を受けた国内原発の運転停止措置を踏まえ、「電力供給」が前年の17位から36位に大幅に下がった。

 世界的にも日本の大きな課題は、非効率な政府とみなされている。借金は1000兆円を超える。名目GDPが500兆円弱なので、借金/GDPは200%もある。イタリアでも120%。どれだけ非効率なのか。



時事通信などの記事より

▼世界競争力ランキング(世界経済フォーラム)






▼日本の借金残高
「国の借金」の推移

▼国の借金のGDP比
債務残高の国際比較(対GDP比)

 

コメント