韓国の失業率が低いのは何故か。
OECD加盟国における2010年の平均失業率は、8.5%まで上昇した。
一方、韓国の失業率は3.8%で、ノルウェー(3.7%)に次いで低い。日本は5.3%。
何故これだけ低いのかというと計算の母数の考え方による。
韓国の失業率が低く現れる最も大きな理由としては、15歳以上人口に占める非労働力人口の割合が高いから。
15歳以上人口は、労働力人口と非労働力人口に区分することができる。韓国における非労働力人口の割合は34.2%でOECD加盟国の平均29.3%を大きく上回る。日本は26.0%。男女別には男性が22.9%で、OECD加盟国の平均20.3%より2.6%ポイント高いことに比べて、女性は45.5%でOECD加盟国の平均38.2%を7.3%ポイントも上回る。韓国では女性の非労働力人口の問題が大きい。また、若年層の非労働力人口の割合が高いことも特徴。高い大学進学率や徴兵制度。韓国の大学進学率(大学+短大)は79%で、これはOECD平均56%を上回る。OECD加盟国の非労働力人口の平均割合を韓国に適用し、2010年における15歳~64歳の失業率を推計してみると、非労働力人口が減少する代わりに失業者が増加することにより、15歳~64歳の失業率は既存の3.8%から10.5%まで上昇する。
この数字になると他のOECD諸国と同じく苦しい労働市場の環境にあると見える。
金正薫記者の記事を参照
OECD加盟国における2010年の平均失業率は、8.5%まで上昇した。
一方、韓国の失業率は3.8%で、ノルウェー(3.7%)に次いで低い。日本は5.3%。
何故これだけ低いのかというと計算の母数の考え方による。
韓国の失業率が低く現れる最も大きな理由としては、15歳以上人口に占める非労働力人口の割合が高いから。
15歳以上人口は、労働力人口と非労働力人口に区分することができる。韓国における非労働力人口の割合は34.2%でOECD加盟国の平均29.3%を大きく上回る。日本は26.0%。男女別には男性が22.9%で、OECD加盟国の平均20.3%より2.6%ポイント高いことに比べて、女性は45.5%でOECD加盟国の平均38.2%を7.3%ポイントも上回る。韓国では女性の非労働力人口の問題が大きい。また、若年層の非労働力人口の割合が高いことも特徴。高い大学進学率や徴兵制度。韓国の大学進学率(大学+短大)は79%で、これはOECD平均56%を上回る。OECD加盟国の非労働力人口の平均割合を韓国に適用し、2010年における15歳~64歳の失業率を推計してみると、非労働力人口が減少する代わりに失業者が増加することにより、15歳~64歳の失業率は既存の3.8%から10.5%まで上昇する。
この数字になると他のOECD諸国と同じく苦しい労働市場の環境にあると見える。
金正薫記者の記事を参照
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