日本の貧困率

「カネのない人間の方が、困っている人の気持ちがよく分かる」
OECDの調査によると、相対的貧困層は15%(2008年)にのぼり米国に次ぎ、日本の貧困線は149万7500円とされている。 一方、厚生労働省の調査によると、さらに母子家庭の平均収入は236.7万円であり、その半数が貧困層に属する。

冒頭の文句は、米シアトル・タイムズ紙に掲載されたシングルマザーの言葉だけども、今の政治を見ていると、「カネのある人間は、困っている人の気持ちが分からない」と言える。

公務員の給料UPや子供手当ての高所得者への割り当て(月1,000,000円貰っている人へ5000円ってどれぐらい効用があると思っているのだろうか)などへの、貧困層が多数を占めだした国民の不満は大きい。
 


表9所得の種類別1世帯当たり平均所得金額及び構成割合
平成19年調査
総 所 得 稼働所得 公的年金・
恩給
財産所得 年金以外の
社会保障
給付金
仕送り・
企業年金・
個人年金・
その他の所得
1世帯当たり平均所得金額(単位:万円)
全世帯 566.8 434.8 98.2 18.1 3.4 12.2
高齢者世帯 306.3 56.2 209.4 23.0 2.5 15.2
児童のいる世帯 701.2 643.0 33.2 13.8 4.9 6.3
母子世帯 236.7 185.8 10.9 1.1 27.6 11.2
1世帯当たり平均所得金額の構成割合(単位:%)
全世帯 100.0 76.7 17.3 3.2 0.6 2.2
高齢者世帯 100.0 18.4 68.4 7.5 0.8 5.0
児童のいる世帯 100.0 91.7 4.7 2.0 0.7 0.9
母子世帯 100.0 78.5 4.6 0.5 11.7 4.7

厚生労働省「国民生活基礎調査」




コメント