金融市場動向 2011年11月

○国内債券334.89↓(前月比▲0.02%) NOMURA-BPI総合インデックス
国内長期金利は、欧州債務問題で月初は低下。
月末は、日本国債の格下げ観測→日本の財政状況に対する不安から上昇。
月末の国内長期金利は1.07%(前月末比+0.02%)。

○外国債券279.82↓(前月比▲2.85%) シティグループ世界国債インデックス(円ベース・日本除く)
米国長期金利は、欧州債務問題によるリスク回避、米国国債への資金流入から一時2%を割り込む。
その後も、2%を中心とした狭いレンジでの動き。
欧州債券市場では、独長期金利等が大幅に上昇したため、債券価格が下落。 前月比で円高が進行したため、円換算ベースでの外国債券指数も下落。
月末の米国長期金利は2.07%(前月末比▲0.04%)。

○国内株式934.53↓(前月比▲4.65%) 東証株価指数(配当込み)
国内株式市場は、欧州債務問題に対する懸念、円高とタイ洪水の影響等により業績下方修正。
オリンパスのコンポレートガバナンス問題も嫌気、軟調な展開。
リーマンショック以来の安値水準まで下落。
月末の日経平均株価は8,434.61円(前月末比▲6.16%)。

○外国株式1,026.77↓(前月比▲2.61%) MSCI-KOKUSAIインデックス(円ベース)
米国株式市場は、月初は欧州債務問題の影響が拡大、米国の財政赤字削減協議の決裂が嫌気
月末は、クリスマス商戦の好調、欧州での国債入札の順調により上昇。
月末のNYダウ平均は12,045.68ドル(前月末比+0.76%)。

○外国為替円/ドル相場77.63↓(前月比▲0.44%) 円/ユーロ相場104.50↓(前月比▲3.91%)
円/ドル相場は、10月末の円売り介入効果が徐々に剥落し、76円台まで円高が進む。
その後、欧州債務問題の拡大から主要通貨に対してドルが買われ78円前後まで円安に戻す。
円/ユーロ相場は、欧州債務問題に対する懸念が主要国まで拡大し、ユーロ安/円高基調で推移。 月末の円/ドル相場は77.63円(前月末比▲0.35円)。
月末の円/ユーロ相場は104.50円(前月末比▲4.26円)

金融機関レポートから引用

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