フェアトレード

「概要」
＝オルタナティブ・トレード。発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することを通じ、立場の弱い途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す運動である。主な品目としてコーヒー、バナナ、カカオのような食品、手工芸品、衣服。

「目的」
需要や市場価格の変動によって生産者が不当に安い価格で買い叩かれ、あるいは恒常的な低賃金労働者が発生することを防ぎまた児童労働や貧困による乱開発という形での環境破壊を防ぐことを目的としている。最終的には生産者・労働者の権利や知識、技術の向上による自立を目指す。

「問題」
一般に、仲買人や国際的な流通業者が不当な利益を得ていると考えられている。また途上国からの輸入は関税が高い。結果として生産者への還元が手薄なものとなり、自律が阻害される。そのため購入者が割高な商品を買うことになるが、その意識付けが必要になってくる事。どこの地域をフェアトレードの対象にするかなど。

IFAT：International Fair Trade Associationなど。