山本七平(1921年12月18日 - 1991年12月10日)、山本書店店主。評論家。
店主で評論家?それでいて著作多数。
クリスチャンの両親の間に長男と生まれる。七という数字は安息日からというから相当の入れ込みだったのだろう。子供の頃に洗礼をうけ、戦時中は陸軍へ入隊、ルソン島の戦いに参戦し、終戦後はマニラの捕虜収容所に捕われる。帰国後、1956年 - 世田谷区の自宅で聖書学を専門とする出版社、山本書店株式会社を創業というから幼少のキリスト教の記憶は相当のものだったのであろう。1970年にはイザヤ・ベンダサン著『日本人とユダヤ人』を発刊。大平内閣の諮問機関「文化の時代」研究グループの議長を務める。
日本社会・日本文化・日本人の行動様式を「空気」「実体語・空体語」といった概念を用いて分析した。クリスチャンであるだけでなく、父親の親族に大逆事件で処刑された大石誠之助をもっていた事は日本人に対する思考の原点であるといえる。
『日本資本主義の精神』:1979年。なぜ、一生懸命働くのか?資本主義か社会主義かという経済体制はあまり重要ではなく、その国に資本主義の精神があるか、あるとすればどのような特徴を持った精神かということが重要で、その特徴によってその国の経済の強みや弱みが生まれる。
『現人神の創作者たち』:1983年。いかにして尊皇思想が生まれたかを探求した作品。山本は、日本に亡命してきた明の儒学者朱舜水を起点とし、山崎闇斎、浅見絅斎、安積澹泊、栗山潜峰、三宅観瀾らの議論を追いながら、どのように尊皇思想が形成されていく様子を描いた。
『日本人とユダヤ人』:2004年。高いコストをかけて保険に入るユダヤ人、安全と水は無料が当たり前と考える日本人。機密を守り通すユダヤ人、「青竹を割ったように」「腹蔵無く」話す日本人。ユダヤ人がなぜ迫害されてきたのか?アメリカという「帝国」亡き後の日本にも国際社会からの迫害が起こる理由。
店主で評論家?それでいて著作多数。
クリスチャンの両親の間に長男と生まれる。七という数字は安息日からというから相当の入れ込みだったのだろう。子供の頃に洗礼をうけ、戦時中は陸軍へ入隊、ルソン島の戦いに参戦し、終戦後はマニラの捕虜収容所に捕われる。帰国後、1956年 - 世田谷区の自宅で聖書学を専門とする出版社、山本書店株式会社を創業というから幼少のキリスト教の記憶は相当のものだったのであろう。1970年にはイザヤ・ベンダサン著『日本人とユダヤ人』を発刊。大平内閣の諮問機関「文化の時代」研究グループの議長を務める。
日本社会・日本文化・日本人の行動様式を「空気」「実体語・空体語」といった概念を用いて分析した。クリスチャンであるだけでなく、父親の親族に大逆事件で処刑された大石誠之助をもっていた事は日本人に対する思考の原点であるといえる。
『日本資本主義の精神』:1979年。なぜ、一生懸命働くのか?資本主義か社会主義かという経済体制はあまり重要ではなく、その国に資本主義の精神があるか、あるとすればどのような特徴を持った精神かということが重要で、その特徴によってその国の経済の強みや弱みが生まれる。
『現人神の創作者たち』:1983年。いかにして尊皇思想が生まれたかを探求した作品。山本は、日本に亡命してきた明の儒学者朱舜水を起点とし、山崎闇斎、浅見絅斎、安積澹泊、栗山潜峰、三宅観瀾らの議論を追いながら、どのように尊皇思想が形成されていく様子を描いた。
『日本人とユダヤ人』:2004年。高いコストをかけて保険に入るユダヤ人、安全と水は無料が当たり前と考える日本人。機密を守り通すユダヤ人、「青竹を割ったように」「腹蔵無く」話す日本人。ユダヤ人がなぜ迫害されてきたのか?アメリカという「帝国」亡き後の日本にも国際社会からの迫害が起こる理由。
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