LED

 iMacにもLEDバックライト型ののディスプレイが標準搭載されるようだ。発光ダイオードとは順方向に電圧を加え、素子のギャップ電圧を利用して発光する半導体素子のことである。放出される光の波長は材料のバンドギャップによって決められる。LEDとも呼ばれ、発光原理はエレクトロルミネセンス(EL)効果を利用している。
LEDの特徴として、
寿命が白熱電球に比べて長い、
素子そのものはほぼ半永久的に使える。
発光効率が蛍光灯などに比べて良好。
LEDが使用不能になるほとんどの場合は電極部分の金属の酸化・劣化、過熱や衝撃で内部の金線が断線するものである。製品寿命は封止樹脂の劣化により透光性が落ち、発光量が一定以下になった時点をいう。発光色は用いる材料によって異なり赤外線領域から可視光域、紫外線領域で発光するものまで製造することができる。
流行りの有機ELも同様。陰極および陽極に電圧をかけることにより各々から電子と正孔を注入する。注入された電子と正孔がそれぞれの電子輸送層・正孔輸送層を通過し、発光層で結合する。その励起状態から再び基底状態に戻る際に光を発生する。励起状態(一重項)からそのまま基底状態に戻る発光が蛍光であり、一重項状態からややエネルギー準位の低い三重項状態を経由し、基底状態に戻る際の発光を利用すればりん光である。励起しても光に上手く利用できないエネルギーは無放射失活(熱失活)する。ただし、結合によるエネルギーで発光層の発光材料が励起される所が一般的なLEDと異なる。
日亜化学工業株式会社
OSRAM Opto Semiconductors
Royal Philips Electronics
豊田合成株式会社
星和電機株式会社

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