労務管理

企業の経営資源のヒト(労働力)・モノ(生産手段)・カネ(資本)の3要素のうち、ヒト(労働力)を対象とする管理活動である。管理」とは、自ら意思を持ち活動する人間を、企業目的の達成のために制御・統制する事。資本主義社会においては、財やサービスのみならず労働力も商品として売買されている。つまり人は労働力であるという考え方。しかし人というものは合理的に動くわけでもなく非合理的な要素が入ってくるため要素還元的な経済学では扱いにくい。そこでその人を管理するシステムとしての労務管理がある。
日本において、戦前は、ホワイトカラーを対象とする「人事管理」とブルーカラーを対象とする「労務管理」はそれぞれ別個に扱われていた。
労務管理には以下のような要素がある。
雇用管理
作業管理
時間管理
賃金管理
安全・衛生管理
教育訓練
労働組合対策
従業員対策

コメント