2009年10月24日土曜日

ベースバンド

 ベースバンド(基底帯域)とは、2種類の意味がある。通信に関する用語。
アナログ的には、
物理現象が最初に電気信号に変換されたときの電気信号の帯域、
復調されて再び元の物理現象に変換される前の最後の電気信号の帯域
デジタル的には、
アナログ信号がデジタル信号に変換されたときの電気信号の帯域、
復調されて再びアナログ信号に変換される前の最後のデジタル信号の帯域
の事を言う。変調前、または、復調後の情報信号の帯域のことである。
信号を変調せずにそのまま伝送する方式をベースバンド伝送といい、信号を変調して伝送する方式は搬送帯域伝送(伝送路符号化)とよぶ。
音声通信ではFM変調でもAM変調でもベースバンドは元の音声信号。
イーサネット(Ethernet)はベースバンド伝送(○○BASE-Tとか)。
ベースバンド方式は回線の帯域を全部仕様する為効率が悪い一方でブロードバンドや符号化を行うと、複数の通信を同時に行えるので効率がよい。一方で複数の信号を同時に通信させると混線も起こりやすい一方でベースバンドはその信号しかないので混線は無い。

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