天宇朗通

中国携帯市場でシェアを伸ばしてきている端末メーカー。今年、第1四半期の販売台数シェアで、中国の新興企業である天宇朗通が初めてモトローラを抜いてノキア、サムソンに次ぐ3位に躍進したのだ。先進国企業での販売台数が減少している中、中国だけは著しい成長を続けている。携帯端末メーカーの世界出荷量は前年同期比15.8%減の2億4480万台である中、中国国内販売台数は5800万台でなんと24%にもなる。ちなみに日本は年間で4000万台程度だ、中国との差は5倍以上にもなる。他にも世界的なシェアが高い中興通信や華為技術がある。G2が開催され世界2強国体制が敷かれようとし、国内の需要が頭打ちになってきている日本企業は、長期的に見て海外に打って出るしか選択肢が残されていない。日系メーカーが海外メーカーと同じ競争力を保っていくためには、中国を含めた新興国での成功無きには無いだろう。

コメント