なみなみ波

ABB’A’な展開。
AとA’は見方の変え方かな。
Bの体験をする事でA’の目を獲得する事が出来る。方法の戯曲。
テーマは都会と大人手前の子供、聳え立つビルの間に見えるものは、快楽か現実か、憧れか。
スムーズに読めるが前半の「認知」の部分展開がスピード感が無く浮き足立つ足を寄り道へと誘う。
闘争から回帰までの流れの中は面白い。展開が分からなかったところ。波を自己の繰り返す回帰と繋げた幼児退行をにおわせるものであろうか。
オイディプスの様な雰囲気も匂わせるところがニクイ。

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