TIBOR LIBOR 比較

円TIBOR(Tokyo Inter Bank Offered Rate)は、東京における主に本邦銀行の円資金取引のレートを表します。
円LIBOR(London Inter Bank Offered Rate)は、ロンドンにおける主に欧米銀行の円資金取引のレートを表します。
円TIBORと円LIBORの差であるTIBOR/LIBORスプレッドは本邦銀行と欧米銀行の信用度の差を反映します。一般的には、これが大きければ、邦銀のほうが欧米銀行に比べて信用リスクが高いことになります。
1997年末から1998 年にかけて本邦金融機関の信用不安が高まったときには、TIBOR/LIBORスプレッドはジャパンプレミアムと呼ばれて大きく広がりました。しかし、昨年秋からは一変して、TIBOR/LIBORスプレッドは大きくマイナスになっています。今は、邦銀の方が、欧米銀行に比べて安全性が高いと市場が見ていることを示しています。

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