『自省録』 マルクス・アウレリウス


 この世の生において、
  おまえの肉体は力尽きぬのに、
   その中で魂の方が先に力尽きるとは、
    恥ずべきことである。

ソクラテスは、魂への配慮こそ人間の最大のテーマだと説いた。

人間の「自我理想」は、他人より多少能力があれば立派な人間たろうとし、劣等感があるとルサンチマンを発する。

なんとも悔しいが、それこそ人間の自然である。

そこに人間が魂を配慮する理由とは何だろうか?

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