結膜炎とその薬

結膜炎(けつまくえん)とは、結膜にできる炎症のことをいう。なお、慢性化した結膜炎を「慢性結膜炎」ということもある。

細菌性結膜炎
様々な細菌によって結膜炎を生じる。原因となっている細菌に有効な抗生物質や抗菌剤の点眼液で、ウイルス性結膜炎に比べ、短期間に治癒しやすい。

ウイルス性結膜炎
様々なウイルスで結膜炎が発症。ウイルスに有効な点眼液が無い為、細菌性結膜炎より治癒に日数を要する場合が多い。免疫力の低下から、細菌による混合感染をおこす場合があるので、細菌性結膜炎と同様、抗生物質や抗菌剤の点眼液が用いられる。ウイルス性結膜炎の場合、リンパ節(耳の手前など)の腫脹が観察される事が多い。

・点眼薬
クラビット点眼薬0.5%(目の感染症を治癒する抗菌薬)
フルオロメトロン0.1%(炎症やアレルギー症状を抑える)
パタノール点眼薬0.1%(かゆみを抑える) 
プロラノン点眼液0.1%(目の炎症を抑える)


▼クラビット点眼液

主成分:レボフロキサシン水和物(Levofloxacin hydrate)
剤形:微黄色~淡黄色澄明の点眼剤、5mL、(本体)うすい青紫色、(キャップ)明るい赤紫色

効果
細菌のDNA複製を阻害し、増殖を阻害することにより抗菌作用を示します。
通常、結膜炎や麦粒腫(ものもらい)などの治療、また、眼科手術前後の感染予防に用いられます。

副作用
主な副作用として、眼刺激感、目のかゆみ、角膜障害(眼痛、見えにくい、目の異物感)、眼瞼炎(まぶたのただれ)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

ジェネリック薬には、レボクイン(クラビットジェネリック) (レボフロキサシン)がある。

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